ボーカルに自動で抑揚を付けたい…そんな発想からつい手を出してしまった「Revoice Pro」について、今回レビューしてみたいと思います。

 

「Revoice Pro」はARA2規格に準拠した製品なので、「Studio One」ではMelodyne同様にDAW上からコントロールが可能です。

ざっと簡単に使い方を説明したいと思います。

  1. まず、同期させたい音源をDAWに配置した後、トラック上で右クリックし、「Revoice Proで編集」を選択します。

     
  2. するとこのような画面が表示されるので、「Start」ボタンをクリックするとRevoice Proが起動し、解析が終わるとリンクが緑色に変わります。


     
  3. 早速作業に着手したいところですが、簡単に初期設定を行います。
    Studio One側の【ソング設定】を見ながら、Revoice Pro側の設定を変更します(画像を参考にしてください)。


     
  4. 次に、「Edit」から「New Process setting」を選択して、必要に応じて設定を変更し、最後に「New Process」ボタンをクリックします。
    ・中央にある紫色のところでプリセットが選択可能です。
    ・下段「Input」の「Guide:」が基準となる(加工しない)音源、「Dub:」が加工対象の音源です。

     
  5. 処理が終了すると、Revoice Pro側の一番下に加工済みトラックが追加されます。
    DAW側の音源にもこの加工が反映されていると思います。

     

【サンプル】

・処理前

・処理後

 

【総括】
楽曲のパラデータが存在し、特定のパートだけ差し替えるという場面では、重宝しそうなアプリです。
平坦なボーカルパートとオケを同期させ、オケのリズムに合わせてボーカルに抑揚を付ける…そんな夢のような機能を想像していましたが、それは出来ないようです^^;
まぁアイデア次第でいろんな使い方ができそうなアプリですから、購入した方はぜひ可能性を探って試行錯誤してみてください。