華光うららです。
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神仏習合
神仏習合とは日本土着の信仰である神道と外国から伝来した仏教が融合し一つの信仰として再構成(習合)された宗教現象で神仏混淆(しんぶつこんこう)ともいいます

 仏教が日本に普及するにつれて政治と密接に絡み合い日本古来の信仰の形と結びついていきました

1000年以上もかけて構築された概念でさまざまな考え方が複雑に絡み合っています

そもそも神社や神像が作られたのも仏教の影響によるものです

日本の神様は自然の象徴だったため神社のようなものはなかったのです

そして今でこそ神道の施設は神社仏教の施設は寺院と区別されていますが江戸時代までははっきりと区別されておらず神社の中に寺院があり、寺院も神道の神様を祀っていました

また神道で祀られる神様が仏教の神様や仏様に置き換えられたり同一視されることも

代表的なものとして神道の大国主命(オオクニヌシノミコト)仏教の大黒天が習合したのが七福神でおなじみの大黒様

同じく七福神で知られている弁財天も本来は仏教の神様です

このように日本土着の神道と外来の仏教が融合できたのは仏教が他の宗教の神様や信仰と融合する柔軟性をもっており日本で信仰されていた神様への信仰と合致したためだといわれています

これは日本独自の信仰の形であり互いに大きく影響されているため日本の神々と外国から伝来した仏教を切り離して考えることはできないのです
神社とお寺のどちらとも抵抗なく参拝できたり神社の中にお寺があったり神社の本殿に仏像があるなど今でも明確に区別されることがなく、あいまいな部分があるのはこの長く続いた神仏習合により複雑で多様な神と仏の関係ができたためだと考えられます