真珠養殖 ~挿核(珠入れ)~

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こんにちは。天成真珠です。

今回は真珠養殖の挿核(珠入れ)についてご紹介致します。

 

挿核作業は人が母貝の中に直接触れる最初で最後の工程です。

それ故、職人の技術が介入できる最も重要な作業工程です。

 

まず挿核作業を行うにあたり、母貝を選別するところから始めます。

良質な真珠は良質な母貝から生まれます。

核を入れる母貝と優秀な遺伝子をも持つ細胞貝を選別するのです。

 

 

次に母貝の仕立てです。

 

母貝に核を入れるということは、人で言うと体の中にソフトボール大の球を入れられるのと同じで、相当な負担が強いられます。

いわば外科手術をするわけですから、人と同じように貝にも麻酔をかけます。

 

また、挿核時に貝の中に卵が残っていると真珠の色に悪影響を与えるため、水温調整や特殊な機材で排卵を促します。

 

仕立て技術の良し悪しで今後の貝の生育に大きな影響を及ぼします。

 

 

準備が整ったらいよいよ挿核です。

 

 

母貝の中に淡水の2枚貝を丸く削って作った核と、細胞貝の細胞を適切な位置に挿入します。

 

人と同じで全く同じ母貝はありません。

一瞬で貝の個性を把握し、母貝の口の僅かな隙間から、手先の感覚と経験を頼りに挿入場所をメスで切り、素早く、正確に、そして母貝にストレスを与えないよう挿核します。

 

 

挿核を終えた真珠貝は養成かごと呼ばれるネットに収容され、比較的浅場の海流が穏やかな真珠筏で休養させます。

 

約一か月の間、十分に真珠貝を休養させた後、縦長のネットに移し、沖にある、えさとなるプランクトンが豊富な場所に移動させ、真珠層の形成を促します。

 

 

こうして貝の中で真珠が育まれます。

どのような真珠が出来るかは、貝の生命力次第です。

また浜上げで貝を開いてみるまでわかりません。

 

人は貝が生活しやすいように漁場を整えたり、定期的に貝掃除をしてやります。

地道に、手をかけてやることで貝の健康状態を維持し、良質な真珠を育む手助けをします。

 

 

いかがでしたか。

豊かな海と人の手によって育まれる美しい真珠。

 

店頭で見る真珠のひとつひとつにこのような物語があるのです。

 

 

真珠養殖についてご興味のある方は弊社HPもご覧になってみてくださいね。

http://www.tenseipearl.jp/concept.html

 

 

 

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