””日記 & 戦争の国のアリスー2021”” | そっとくんのブログ(青き印象)

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自作の油絵(タブロー)の画像や、シリアの子供達の写真等をアップしています。


 

 

 

 今日は、西暦(A.D.)2021年(令和三年)1月24日 日曜日

 

 口の症状は、矢張り酷く痛みが激しい。日常生活が困難。

 

 野良猫のフクちゃん(♂)は、昨日は、我が家でたらふく食べて行った(カルカンのパウチ3袋・カリカリのご飯・食パンなど)ので、今朝は姿を現さなかった。フクちゃんは、どうやら他所の家でも、ご飯を貰っているらしい。

 

 午前九時半頃から、十時丁度迄《青年像》の油絵(タブロー)にどうにか僅かながら筆を加えた。横には、ミレーの有名な《落穂拾い》の複製画を置いている。フランス・バルビゾン村の風景だろうか? 良くは分からないが……岩手(花巻近郊)にも似た、農村風景……

 午前十一時頃から、十一時十五分迄、又、ごく僅かだが油絵に手を加えた。その間中、口の中でバキバキ‼︎ と、鳴っており、痛くて堪らない。錯覚や神経性(?)ではなく。この病気は、説明は難しい。

 

 Twitter で、シリアから発信されたものを見たのだが、ホワイトヘルメッツが猫を救い出した画像で、その後ろでは子供達が木材でシーソーの遊びをしていて『子供は逞ましいというか、あんな激しい戦地にいながら偉いなあ』と思う……

 

 午前十一時半過ぎから、四十分迄、又、僅かに絵に彩色。青年像の、髪の毛の左下の方に、ホルベインのオリーブグリーンを爪楊枝や指で直接に描いた。

 それから、猫の来未(クルミ)ちゃん(♀)の様子を見に行ったら、部屋からスルリと抜け出してしまい、台所で暫く一緒に遊ぶ。流しの下の扉を開けたら中へ入ってゆく。猫ちゃん(The Cat)は、好奇心が旺盛です。正午頃迄、一緒に遊んだ。

 その後で、セキセイインコのキワちゃんとハルちゃんに小松菜をあげる。狭苦しい籠(ケージ)の中で、インコ達は文句一つ零さないし、偉いですなあー。

 

 

  以下《戦争の国のアリスー2021》覚書(メモ)

 

 

 今日は、朝から良く晴れ渡っている。

 

 中国・湖北省武漢市から、新型コロナウイルス・COVID-19(コヴィッド)が発生してから、もう既に約一年……

「実に速いものねえ。歳月が経つのって。まあ、それだけ、わたしも歳を取ったって事ね」

 丁度、テレビニュースでは、その武漢市から発生した新型コロナウイルスについて報道されている。武漢市は、長江とその最大の支流である漢江との中心部に位置しているらしい。

 

 シンシアやジム・アーロンらはiPadで、香港の民主活動家であった周◯(◯グネス=チョウ)さんのTwitterを見ていた。あの、アイドルの様な可愛らしい容姿。

 

   A◯nes Chaw  周◯

   @chowting◯gnes 

  

 周◯(◯グネス・チョウ)大学生。Chow Ting 

 ◯gnes,University studet.周◯,大學生。

 Hong Kong  YouTube.com/channel/UCYst◯…

 誕生日:1996年12月3日 2011年6月からTwitterを

 利用しています

 

 357フオロー中 58.5万フオロワー

 ツイート ツイートと返信 メデイア いいね

 

 YouTubeともリンクしており、周◯さんが中国当局によって逮捕され収監されてから後、昨年12月25日・クリスマスに撮影された映像などを誰でも自由に見る事が出来る。

 わたしも、一度、それを見てみたのだが……

 その、YouTubeの動画の再生回数が数十万回(?)にも達したのにも拘らず、獄中にいる為か表彰をして貰えないのが不満らしく、周◯(◯グネス=チョウ)さんは友人に頼んでYouTube社に問い合わせをするとの事らしい。周◯さんは、本当にごくごく普通の若い女性なのだ。

 

[◯gnes Chow  周◯@chowting◯gnes・2020年12月29日

 香港と日本から激励の手紙を送ってくれた皆様に感謝をしています。

 毎年大晦日には日本の年越し番組の紅白歌合戦を見ていましたが、残念ながら今年は見ることはできません。]

 

 というのが、周◯(◯グネス=チョウ)さんの、今のところ最後のTweet……

 

 わたしには、日本語(漢字・キャラクターなど)は勿論全く分からないのだが、日本に住む朋友であるTomokoに訊いたら、わざわざ親切に英語に翻訳してくれたのだ。

[年越し番組の紅白歌合戦って、なあに?]

 と、メールで尋ねてみると、Tomokoは説明が難しく非常に困った様子だった。

[つまり、それは日本の国営放送の伝統的な番組で、毎年、12月31日にはユニットのアイドル歌手などが勢揃いして出演するんです。昔は、有名で個性的な歌手が沢山いたのですが…]

[香港の民主活動家の、周◯・◯グネス=チョウさんは、その番組が大好きみたいね]

[ええ。彼女は、日本のアニメーション・ジャパニメーションも大好きらしいし……でも、京◯アニメーション(K◯oani)の事件を知ったら失望するでしょう。日本の首都である、Tokyoなどの本当の姿に]

[本当の姿?]

[著名な、新実存論で知られるアメリカの哲学者・マルクス=ガブリエルは、講演で来日した際に、Tokyoはコンピュータ・シミュレーションの世界だと語っていましたが、まあ、そんな感じです。説明は難しいのですけれど……]

[わたし、大学時代に、日本文学のYasunari KawabataやJyunichiro Tanizakiを翻訳で読んで、凄く感動したんだけど]

[Yasunari KawabataやJyunichiro Tanizakiは、時代が古いですから。特に、Jyunichiro Tanizakiは、もう相当に古いです]

 

 

      ***

 

 今日は、西暦(A.D.)2021年(令和三年)1月23日 土曜日

 

 口の症状は、依然として思わしくない。

 殊更、何を書くべきなのか、良く分からない。

 

 Twitterで、レバノン・ベイルートの詩人(?)と対話。私は、アラビア語は全く駄目だし、英語も殆ど話せないが……ほんの片言程度。

 

 

  以下《戦争の国のアリスー2021》覚書(メモ)

 

 世界は、相も変わらず……

 

 飽き飽きとしてしまい、わたしは、クローゼットの底に置いたトランクから古い美術誌を数冊取り出して来た。四十四年前、1977年に発行されたもの。象徴主義(シンボリズム)の絵画と画家達。

 

 ドイツ・ブレーメン出身の画家であり建築家でもあった、ヨハン=ハインリヒ=フオーゲラーは、十九世紀末の1890年から93年迄はデユッセルドルフ美術アカデミーに在籍、ヤンセン、ゲプハルト、カンプスなどに師事したらしい。フオーゲラーが最も初期に師事した、エドワルト=フオン=ゲプハルトは《聖書》の挿し絵画家であり、次いで師事したペーター=ヤンセンは歴史画家であったらしいのだけれど……

 そして、1894年、ブレーメンに芸術家達の共同体(コンミューン)である《ヴォルプスヴェーデ》が愈々結成され、フオーゲラーは父親の死を契機としてそこへ簡素な住居を構え移り住む。フオーゲラーは、父親の遺産を受け継いだのだった。翌95年、彼は、その芸術家村で簡素な住居(バルケンホフ)を購入、改装を行う。

 

『きっと、わたしは生まれる時代と場所を間違えてしまったのね。十九世紀のプラハにでも生まれれば良かったのに。大失敗……』

 新型コロナウイルス・COVID-19(コヴィッド)の猛威は、留まるところを知らない。英国(イギリス)発の変異種は、伝染力だけではなく致死性も強いらしい。ギリシャ・サモス島では五千名近い難民達が困窮の極みで、とても人間が住める場所ではない様な劣悪な環境下で無理矢理に封じ込められている。

 

 

      ***

 

   2021年(令和三年)1月22日 金曜日 

 

  日記の続き……

 

 午前11時半頃から、正午迄、どうにか油絵(タブロー)に僅かながら手を加える。

 

 それと、ヨハン=ハインリヒ=フオーゲラーの絵の画像をアップ。

 フオーゲラーは、元々、北ドイツの美しい自然や女性像を詩情豊かに描いていた画家であったのだが、ボルシェビキ(多数派の意)の思想に触れ感化されてから運命の歯車が俄かに狂ってゆく。そして、1918年には第一次世界大戦が勃発……

 

 インターネット上のサイト、例えばWikipediaよりは、私が中学生時代に函館市で購入した美術誌である《美術手帖》(1979年2月号)のフオーゲラー特集の記事の方が、非常に詳しく書かれている。

 それに拠れば、フオーゲラーは、1914年に詩人・リルケと最後に会い、芸術家として決別、第一次世界大戦の志願兵(何故、自ら志願したのかは不明)として戦線に赴き、ポーランド・ルーマニア・ロシアの前線へと転進してゆく。そして、フオーゲラーを待っていたものは、防諜部隊の下士官としての彼が押収する事になった、ボルシェビキの文書であった。

 

 それは、不幸にも‼︎ 実に不幸にも‼︎ フオーゲラーを、政治的な人間に変貌させる決定的な契機・引き金となった。自然の美しさをを愛する詩情豊かな芸術家である、画家と、政治的な人間への覚醒とが本来相容れる筈などないのに。まるで、水と油の様なものだ。しかし、それは決して、気紛れな運命の悪戯や偶然などではなく、或る種の必然的な出逢いであっただろう。

 我々の、この地上に於ける人生が、如何に過酷な試練であるかを思う……

 

 

  以下《戦争の国のアリスー2021》覚書(メモ)

 

 

 ジョー=バイデン氏の第四十六代大統領就任式は、テレビニュースでその模様は見たものの、わたしに取っては何故か退屈至極なものだった。唯、前大統領であったドナルド=トランプ氏の側に、常に影の様に寄り添っていた副大統領のペンス氏が、掌を返した様にバイデン氏の就任式に出席していたのには、一寸、驚かされた。

 トランプ氏は、独自に大統領の退任式を行なったそうなのだが、ペンス氏はそれには出席しなかった。[寄らば大樹の陰]、日和見の事大主義……

 

 幾ら、レディー=ガガが一生懸命にアメリカ国家を歌っても、わたしのしらけ切った気持ちは直らなかった。別に、誰を非難するつもりもありはしないが……

 事実関係だけを言えば、ペンス氏は、キリスト教福音派(キリスト教右派、原理主義・エヴァンジェリカル)の、熱心な信徒であるらしい。彼は、トランプ大統領支持者達のワシントン連邦議会議事堂への乱入事件の際には、危うく難を逃れ一命を取り留めたとの事らしく、実際、議事堂前には、ペンス氏を吊るす為の断頭(ギロチン)台の様なものが設置(セッティング)されていた。

 

『詩でも書いてみようかしら? ああ、如何で、かほどに虚しくも醒め切りたる、我が心よ……これは無の無なり。空の空なり……コヘレト書みたいね』

 

 そう言えば、バイデン氏が宣誓した時に手を載せていた《聖書》の大きさ、分厚さにも驚かされた。何でも、十九世紀からバイデン家に伝わるものらしい。

 

 三人の子供らと、昼食を済ませると、わたしはシンシアの《ワンダーランド タロット》の占いに加わった。

 

「ねえ、前に確か、インドの占星術師の少年がどうとか話していたでしょ?」

「ああ、アナンド君ね。それがどうかした? メアリー先生?」

「それに、ええと誰だっけ? ブルガリアだかハンガリーの預言者で、政府も認めている……」

「ババ=ヴァンガ?」

「それそれ! 後は、アリスが以前に話していたのは……」

「エイリアン・インタヴューじゃない? YouTubeで動画も出てる。だけど、これは、もう外れちゃったのよねえ」

 

 つまり、アリスやシンシアは《Qアノン》ではないが、様々な陰謀論や予言(預言)の類いが大好きで夢中になっており、それで世界や人類の行く末・未来を大真面目に読み解こうとしているのだった。

 しかし、彼女らの事を、果たして我々アメリカ人の大人達が笑う資格などがあるのだろうか? 甚だ疑問だ……

 

 新型コロナウイルス・COVID-19 (コヴィッド)の勢いは留まるところを知らず、アメリカでの死者数は、遂に第二次世界大戦の犠牲者の数を超えた。ニューヨークのクオモ知事は、大麻の合法化に大乗り気で、それはコロナ禍で疲弊した経済を大麻の収入で立て直す為だ。

 国連の核兵器禁止条約には、唯一の戦争被爆国である日本は、矢張り依然として批准していない。非現実的であるからというのだが……しかし、それでいて、幾ら東京オリンピック・パラリンピックを人類の理想として謳ってみたところで、説得力に乏しいではないか……このコロナ禍で、日本では自殺者も急増しているらしい。新型コロナ対策特措法改正案も閣議決定されたと、日本の東北地方に住むTomokoからメール。[コロナ感染で入院を拒否した患者には、刑事罰・禁固刑も適用される様になります」との事……

 

 シンシアとジム・アーロンらは、又、野良猫のNarutoにマタタビのお香(Cat Incense)を嗅がせて遊んでいる。

「ねえ、猫ちゃんは、人間を大きくて馬鹿な猫だと思ってるんですって」

「アハハ‼︎ でも、確かにそうかも……」

 

『イラクの首都・バグダッドでは、性懲りもなく自爆テロで三十名も死者が出たのね。イスラム教スンニ派のIS(イスラム国)が、犯行声明を出したらしいけど』

 

 アメリカでも、南北戦争(Civil War)は未だに終わってはいない……

 

 午後、自室に閉じ籠もり、キリスト教の異端について多少調べ物。グノーシス的マニ教(3〜4世紀)・パウロ派(7世紀)・ボゴミール派(10世紀)・古ボゴミール派(11世紀)・ドラゴヴィツア派(11世紀)・カタリー派・アルビジョア派……マニ教の異端的変化……

 

『因みに、ジョー=バイデン大統領はプロチョイス・カソリックよね。ジョン=ケリーに次いで……』