失恋の痛手を引きずりながら、俺は高校に入学した💧


彼女にフラれ、先生も大人も信用できなくなった俺にはもう夢も希望もなかった😭



⭕高校に行ったらもう勉強はしない。


⭕大人の言うことは聞かない。


⭕俺に攻撃を仕掛ける奴は沈める。



盗んだバイクで走りだしちゃう、もう気分は尾崎豊で学校に向かった。


しかし、現実はそんなに甘く無かった💦


邑楽町の自宅から足利市の学校まで18キロ、自転車で45分ぐらいかかった😭

しかも冬は赤城おろしが吹き荒れるため、朝からヒドい目にあった。

運動神経バツグンの俺が全力で立ちこぎしても全く進まない。押して歩いたほうが速かった。


学校に着くともうヘトヘトだった😑


学校には1学年7クラスあり330人の生徒がいた。男子高だからもちろん全員男である。



俺は1年4組



席は後ろから2番目だったのだが、どういうわけか四方を足利北中出身者に囲まれた。



後ろには金太郎みたいな髪の毛をした奴が、授業中俺を盾にしてずっと星新一を読んでいた。

慣れてくるとそれを取り上げて、俺も星新一を読んだ📖


横ではアトピーのデブが1日中ずっと「カシュカシュカシュ・・・」と肌を掻きむしる。



1番の問題は俺の前にいた田村さんだw


田村さんは背が高く、色が白く、四角い顔をしていた。痩せ型で男前だった。


そして付いたあだ名が「フランケン」

まさにぴったりのあだ名だった😱


フランケンは授業中に必ず早弁をした。

別に早弁するのは構わないのだが何が問題かというと、彼の弁当は匂いがキツかった💧

食欲をソソる匂いならいいのだが、いつも変な匂いのおかずが入っていた。


ある日、フランケンがお弁当箱を開けた瞬間に誰かが思わず「臭っっっ!」と言った。

それぐらい匂いがキツかったのだ😭


そして弁当を食べながら、彼は決まってオナラをした😑それがまたキツかった。

彼のオナラは俺が今までの人生で嗅いだことのないぐらいスゴい臭いだった😭😭😭


初めて嗅いだときは、マジで鬼の屁かと思った。

教室に絶対に鬼がいると思ったよ。


フランケンは必ず後ろを振り返って

「てへっ、中ちゃんごめん😅」

と笑顔で言った。


全然許す、全然許すのだが・・・


弁当か屁どちらかにしてもらえるとありがたかったな😅



何故ならば、机で伏せて寝ている俺の目の前にフランケンのケツがあったから・・・




俺の長い長い高校生活が始まった💧