民主党はイタチの最後っ屁を+カブトムシ羽化
民主党に対する悪口は大きく次の2つに分れる。
ア もっと早く動け。何をやっているのか。
イ 素人の思いつきで勝手なことをして混乱させるな。
アについては「もっと早く」ということであり、イは「もっと慎重に」ということだ。
これらのうち、イの「素人の思いつきで勝手なことをして混乱させる」ことについては、国民はある程度覚悟していたはずである。
経験があるのは自民党ということはわかっている。
それでも、ここまでしまったさまざまな問題、一度しがらみがないど素人が、思い切ってメスを入れてくれないかと、思ったのである。
「もっと早く」と「もっと慎重に」という、方向の異なる要請について、民主党は思い切って、「もっと早く」ということに集中すれば良い。
どうせ、もう次の選挙はぼろ負けである。
こうなりゃ、やけくそ、イタチの最後っ屁だ。
民主党にしかできないことを思い切ってやってはどうか。
民主党が政権をとったら、ただちに局長以上に一度辞表を提出させ、局長以上については政治家が任命するという話はどこへ行った。
子供手当だの、高速道路無料化だの、そんなのは枝葉末節の話である。
公務員のうち、細かいことを行う人間は今の選び方で良いとして、大局を決める局長以上は、政治家が選んでこそ、「政治主導」ではないか。
これさえやってくれれば、過去さんざん悪口を言ってきた小沢一郎だろうと、菅直人だろうと、高く評価するつもりだ。
いつの間にか、局長以上任命の件がどこか行ってしまったのは、主に次の2つが理由だろう。
1 民主党政権による改革は長丁場になると思って、最初からいきなり官僚を敵に回すのは避けた。
2 国家公務員法細かい部分に違反すると言われて引っ込んだ。
まず、2だが、こんなのはどうとでもなるものである。
わが国政府は、「自衛隊は戦力ではないので、憲法9条に違反しない」などという苦しい解釈すら平然と行っているではないか。
それよりはよほどまともな理屈で、「局長以上を政治任命することは公務員法に違反しない」という理屈くらいひねり出すことはできる。
次に1。
気持ちはわからなくもない。
長丁場の戦いだとすれば、急進的な改革をいきなりやるのが得とは限らない。
が、もはや、民主党政権ボロボロ、次の選挙でまともに勝てるとは思えない。
もはや長丁場ではないのだ。
今、一応政権はある。
今のうちに、今できることをやって燃え尽きろ。
オタクのコーナー
毎年のことだが、飼っているカブトムシがさなぎまでは順調に進みながら、何匹か羽化に失敗する。
羽化にあたっては身体の向きを変えながら、羽やら脚やらを乾かしていくのである。
この時に、乾いていない羽根が容器にくっついてしまうのか、羽根がしわしわになるなど、羽化が不完全なカブトムシが出てしまうのである。
カブトムシでさえこれでは、人間の出産などはさぞ大変だろうと思ってしまう。