外国人参政権は当然・2 | アトラス塩浜のブログ

外国人参政権は当然・2

まずは、右翼の人々に挨拶。
「右翼の諸君、おめでとう。どうやら今回の通常国会には外国人参政権の法案は提出されないようだ」

右翼の皆さんが、長年我々サヨク陣営が行ってきたような草の根運動を展開していたのは敵ながらあっぱれである。

さまざまな法案への反対運動がある中、主権の行使にあたる参政権問題に特に力を入れるセンスもよろしい。
私も過去さまざまな反対運動の中、小選挙区制の時に一番力を入れた。
参政権さえしっかりしていれば、他の法案はまだ何とかなる。選挙・参政権が悪くなったら、「それを選挙を通じて直す」ということ自体が難しくなるのだから、ここは重要なのだ。

外国人参政権「当然派」の私としては、「反対派」の主張にいろいろ違和感があるが、あえて、次の面は共通しているかも知れない。

「そもそも、参政権の範囲について国会議員だけが法律を作って決めてしまうことで良いのか?」

主権者が参政権によって国会議員を選ぶのである。
逆に国会議員が好き勝手に参政権の範囲をいじり、つまりは主権者の範囲を事実上変えてしまうのはおかしいではないか。

結果的に政治が良くなるか悪くなるかは別問題である。
社会科の偏差値が40未満の者に参政権を与えたら、結果は悪くなるかも知れない。しかし、だからと言って権力側が公職選挙法をいじって、知識がな いものから参政権を奪うようなことを認めてしまえば、権力側は適当に理屈をつけて都合悪い奴の参政権を奪い、次の選挙を自分に有利に導くだろう。

参政権とか、主権者とは、「そこにあるもの」であって、公職選挙法によって権力者が勝手に範囲を変えるようなものではない。

多分、外国人参政権反対派のポイントもそこにあり、仮に国会で圧倒的多数で外国人参政権法案が可決成立しても納得いかないのではないか。
「なんで国会議員が勝手に主権行使の範囲を広げるのだ。ふざけるな」

ある意味では「当然派」の私とも共通するのである。
権力側が勝手に参政権を狭める権限などない。
私は「賛成派」というより「当然派」である。
そして、正確には前回↓
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1424994335&owner_id=2663509
述べたように、
「外国人」参政権の問題というよりは、
「定住外国人は、少なくとも参政権を考える場合は国民であり、住民である。」
という立場なのである。

国籍なんてものは、権力側が勝手にいじってしまえるものである。
外国人参政権反対派の理屈の1つとして、「文句あったら日本に帰化すれば良い」というネタがあるのだが、法務省の木っ端役人どもが、犯罪暦もなく、真摯に帰化を望んでいる人々に対しても中々帰化を認めようとしていないことをご存知なのだろうか。

私は次の条件があれば反対派に回っても良いのだ。
「一定期間定住し、犯罪暦もなければ、望む者には必ず全員に日本国籍を認める」
その上で「国籍をあえてとらないなら参政権もやらない」というならまだわかるが、国籍を望む者にも中々与えないでおきながら、「国籍をあえて取らない奴に参政権などやらない」というのでは、権力者が好き勝手に主権者の範囲を縮小できることになってしまう。

まして許せないのは、1947年5月2日の勅令である。
日本国憲法公布は1946年11月3日、施行は1947年5月3日というのが中学公民のテストでの頻出事項。
敗戦後も1947年5月2日までは大日本帝国憲法下にあり、国会の法律とは別に天皇の「勅令」が出せた。
その締切日、1947年5月2日に出した「いたちの最後っぺ」みたいな勅令により、在日朝鮮・韓国人は日本国籍を失ったのである。

国際慣行の常識では、こういう場合に選択権が与えられる。

韓国併合により、意思に関わりなく国籍を奪われた人たちは、ここでもう一度意思に関わりなく日本国籍を奪われたのである。

このように国籍の範囲を権力者が決まられる以上は、参政権の範囲を国籍の有無で決めるわけにいかない。

さて、「中国人が3億人来たらどうする」とか、「代表なくして課税なしなら、税金払っていない国民には参政権を与えなくて良いのか」などの論には、また回を改めて反論しよう。


オタクのコーナー
テレビ「アリケン」で一時期はパブという4人のアイドルユニットが毎回出ていたのに、それより前にできていた「レディス4」というアイドルユニットに気をつかって対等に扱いだしたら、パブの4人の活躍が減って残念である。

パブのうち特にマイミクの「メタボアイドル」長尾麻由さんと「ドSアイドル」川村りか様の個性に比べて、レディス4は全体的にキャラが弱い。
ここへもってきて、先日もう1つ4人組のアイドルユニットができてしまった。
自分で自分を亀甲縛りにするのが得意な栗山むいさん。
スクール水着に謎のマスク、えろい川柳を詠む美月あかりさん。
本来正統派アイドルでこんな奴らと混ざって良いのか、「ちょっとHなHカップ」助川まりえさん(鈴木まりえさんとは別人)。
もう1人まだ名前覚えていない。

こうして出演者が増えることによって、1人あたりの出番が少なくなるのか、それとも、番組全体が盛り上がって視聴率が上がり、みんなが得をするのか、外国人が日本に増えた場合を考える試金石になるかも知れない。