貧困対策2+リアルボディ長尾麻由 | アトラス塩浜のブログ

貧困対策2+リアルボディ長尾麻由

現在、失業中の夫婦+子供1人で生活保護は大体1ヶ月20万円です。・・・ア
ここで、何らかの仕事をして月9万円の利益があったとしましょう。すると、細かい例外は省いて説明すれば、生活保護でもらえるお金が9万円減らされてしまい、11万円になります。すると、頑張って9万円稼いだのに、生活保護が9万円減って、結局収入は20万円です。・・・イ

アとイでは、収入は同じ20万円ですが、イの方が仕事をして当然疲れているわけです。
1 税金で生きている後ろめたさ
2 仕事をして人間関係などが生まれる喜び
などを別とすれば、アの方が得です。

今の制度では、生活保護を上回る利益を得る仕事が見つかるまでは、何もしない方がマシだということになってしまいます。

「仕事をえりごのみしなければ、仕事くらいあるだろう!」と怒りたい人もいるでしょうが、月20万円以上もらえるところに雇われるのは難しいです。自営業を行うにせよ、いきなり月20万円は稼げません。
しかも、これは経費を除いた利益ですよ。というか、塾という自営業を行っている私が、歴史上、利益で月20万円いったことはほとんどありません。
ましてお笑いやアイドルなどを目指す人は、テレビにガンガン出るようになるまでは、月20万円などとうていいきません。

ということで、いったん生活保護をもらったら、中途半端に稼がない方が経済学的に有利、いや、今稼いでいる人すら、中途半端な額稼いでいるならば、プライドを捨て、生活保護によりかかろう・・という経済的動機づけ(インセンティブ)があるのです。
制度としては大問題です。

では、改革案
イの状態の人の生活保護減額をたとえば4万円に留めます。
政府からもらう金・・20万円―4万円=16万円
自分で稼いだ金・・・9万円
よって16万円+9万円=25万円が入るようになり、この人は従来よりも5万円可処分所得が増え、政府も4万円財政が楽になります。
いきなり20万円以上稼ぐなんて難しいわけで、それより少ない収入の仕事でも良いから、とにかく自分で稼げば得をする仕組みにするのです。

また、夫婦+子1人のお笑い芸人が現在9万円稼いでいる場合にも、16万円分生活保護を請求できる形にします。

今は、生活保護をもらえるかもらえないかの2つに1つであるため、中途半端に稼いでいる人は、生活保護以下の生活を強いられます。これで、生活保護を受けている人間をゆるせなくなり、庶民同士のいがみあいが始まるわけです。

以上のことをもう少しうまく計算し、連続関数にしたものが、フリードマンの「負の所得税」という制度です。関心ある人は研究してみてください。


オタクのコーナー
現在発売中の雑誌「SPA」にマイミクのグラビアアイドル「リアルボディ」「メタボ・アイドル」の長尾麻由さんが出ています。
テレビタレントがやせすぎているせいで、別に太ってもいない女性が体重を減らそうとしています。
おまけに銭湯にでも行けば、他の人の体と比べて「みんな似たようなものだ」と思うのでしょうが、自分の家の風呂で比較対象がないので、勝手に太っていると思うわけです。

私は少し太っている方が好きです。
いや、私だけではないでしょう。ぬいぐるみがふっくらしているのはその方がかわいいからです。ぬいぐるみがやせていたらかわいくありません。
パンダがやせて八頭身あったらかわいくありません。

長尾麻由さんは、グラビアアイドルの中では太っている方ですが、「私こそが女性本来の体型」ということで、「リアル・ボディ」と自称しています。ふっくらポヨポヨしていて、かわいいです。良かったら立ち読みでもどうぞ。