昨日で終わったラマダン
朝から炒飯を食べ、油に胃がもたれながらも準備は整った
今日来なかったら笑える
砂漠の砂がタイヤに絡むのとアイアントレインに乗り込む時は担いでた方がいいと判断し久しぶりにバックパックを背負ってみたが肩と腰が超痛い昨日ここまで半ば強引だったが500(180円)ウギアで来れたので試すが運転手ではなく客に鼻で笑われる
10台くらい粘ったが諦め結局1000ウギアで駅に向かう
2:15着
線路側のシャッターが開き我先にと一斉に飛び出す
いよいよだな
アイアントレインはまだ来ておらず
線路側で待ちながら、お父さんを見送りに来ていた男の子と話す
「客室じゃなく貨車の方なの?
しんどいし、夜は寒いよ」と
楽しそうだからねと言うと
「そうだね、大きな経験だね」と笑っていた
そして
アイアントレインが轟音と共に砂埃を引き連れやってきた
空のワゴンには多少の鉄鉱石と砂が残っていた。※後にここはトイレになっていた
今回はアタールからシュム行き。そして突然
連結部分の音だろうかもの凄い音がし、それと同時に衝撃で身体が大きくグラついた
アイアントレインらしい出発の合図である
いよいよ
ここから俺の西アフリカ旅が始まる
そう思うと、この列車の行き先が天国にも地獄にも見えた
今日はいつも以上に
冒険の主人公になった気分で気持ちが高ぶっている
その高ぶる気持ちを沈めるかのような痛みがはしった
っ!!
目の中に砂が入り、涙が出る
ヤバイこんなのが10時間も続くのか…
いきなり弱くなる主人公
よ、よし
とりあえず写真を撮ろう
気を取り直し
ミラーレスを構えるが凄い砂埃でなかなか撮れない
長いこと構え続けるとカメラは壊れるかもしれない
そう思い早々にカメラをしまい、ここからはiPodに託す
砂埃も落ち着く時もあるが
ひどい時は周り一面が真っ白になりすぐ前の車両さへ見えない程
時折覗かせる
とてつもなく長い車両に興奮を覚える
鉄オタに勧めてあげたい
ドラマ「未成年」で貨物列車に乗り込むシーンを観て
憧れたのを思い出した
周りは砂漠の屋根なしワゴン
と未成年と比べ条件が悪すぎるのだが、それがいい
昔の小さな憧れに勝った気がし優越感に浸りながら
いつまでも続く変わらない砂漠を見続けていた
今日みんなが押さない理由知ってるよ
砂埃でバナーが見えなかったんでしょ


























