いつもの様に慣れた仕事をこなしてゆく。
1つ、2つ、3つ...
よし、この調子なら予定通り終わる。

そう感じ始めた時、突然
...痛みが走る。
一瞬ではあるが、材料と機械のスキマに
指を挟めたみたいだ。

『この痛み、血豆になるな』
そんな簡単に思っていた。


がしかし、目の前に落ちた一粒の滴で
異変に気がつく。
急いで手を見ると、手袋が赤く染まっている。
手袋を外して指を見ると...



一瞬にして思考が停止する...


先輩の洗って来い!という言葉で

正気に戻る。




いつも安全に作業が出来ると過信していた。

しかし、側には常にケガが付きまとって

いると言うのに...



次から気を引き締めて作業しよう。

そう思った今日、昼少し前のこと。