書感 「新田義貞」 新田次郎

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私は徳川家康 派!


信長、秀吉、家康の三択ですか・・・もう少し選択肢を拡げていただきたいものですが、この中だと家康ですかね。


鳴くまで待とうの口です。


見てくれも猿よりは狸に近いですし。


家康と言えば、新田氏の流れを汲む世良田氏がそのルーツということになっていますが、現在、天保銭の周囲の極狭いところで“新田義貞”ブームが起きておりまして。


というのも、先日街中を散策中、新田義貞の錦絵を発見したのですが、その際、新田義貞の業績の話になったところ、皆が喉まで出てきているのに出てこない状態に。


以来、何か言おうとして出てこない時に「新田義貞公がやって来た」というのが、符丁になっております。


年のせいか、最近義貞公がお出ましになることも多く。

天保銭日乗-新田義貞
ここは一つ勉強しなおさねばと思い、新田次郎氏の名作『新田義貞』を読んでみることに。


足利尊氏や楠正成の陰に隠れながら源氏再興の夢を賭けた悲運の武将を活写し、中世武士道の典型ともいえる正直で、無骨で、純粋な坂東武者の壮大な生き様を描いた歴史巨編・・・というのが、本作のあおり。


源氏の嫡流にして、上州より鎌倉に攻め上り北条氏を打ち破った鎌倉幕府倒幕の最大の立役者ながら、源氏の棟梁の座を足利尊氏に奪われ、後醍醐天皇の南朝に着いたばかりに、傲慢な公家に足を引きずられ、流浪の挙句、北陸の地で志半ばにして敗死する。


明治期の皇民教育では、楠正成と並ぶ忠臣とされていたものの、稀代の軍事的天才とされた楠正成に比べ評価は今一つで、戦後になってからは教科書に名前こそ出てくるもののその業績についてはほとんど知られていない謎の人物。


信憑性の高い資料がほとんどない中、各章の終わりに作者自ら注釈をつけて、本文のどこが創作でどこが資料に基づく部分なのか丁寧に説明しているのは、人によっては興ざめなのかも知れませんが、誠実に“新田義貞”を語ろうという作者の姿勢の表れなのでしょう。


少なくとも、本作における新田義貞は義に厚い魅力的な坂東武者でした。


暫らく個人的“新田義貞”ブームが続きそうです。

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