さて、ようやく福岡滞在3日目です。


2日目に引き続き、友人にガイドをしていただけることになっておりまして。


天保銭の当初の旅程を見て、3日目も車を出してくれるとの申し出をいただいたのですが、元々、和装が縁のご友人ということで、天保銭の希望で和装&徒歩での福岡散策に。


・・・これが後々大変なことになるのですが。
天保銭日乗-楽水園入口
最初に訪れたのは、池泉回遊式日本庭園「楽水園」。


元々、明治期に博多商人の別荘だったものが戦後、旅館となり、平成になって福岡市が庭園として整備したもの。


太閤秀吉が博多の町の戦災復興を行った際、兵火による焼け石や焼け瓦を粘土で固めて造ったことに由来する博多塀に囲まれた純和風の庭園です。


この日も酷暑でしたが、やはり水と緑に囲まれた庭園は涼しいもの。

天保銭日乗-楽水園庭園
庭園は野点ができる広場を配した造りで、結構奥行きがあります。


奥へ進んでいくと、紋付袴と文金高島田のお二人が撮影中。


近くに住吉神社があるので、そちらで式を挙げられた方達かと思いきや、なんと香港から撮影のために来日し、この楽水園を訪れていたとのこと。


傍から見てる分にはすっかり日本の方かと思っていたのですが・・・和服って国際的に人気があるのですね。もう少し国内で見直されてもいいものだと思うのですが(特に男性!)

天保銭日乗-楽水園の茶室にて
こちらには楽水庵という茶室があり、空いていれば1人300円で抹茶をいただけます。


せっかくだからと1箇所目で早くも休憩。


抹茶をいただいていると、こういう場所でも和服で来る男性は少ないようで、男女で二人とも和服ということで相当珍しがられてしまいました。


楽水園の方から写真を取らせて欲しいとのことで了承。ついでに天保銭のカメラでも撮って貰いました。


普段、和服で歩いていても、話しかけられることはあっても写真を撮られることはなかったのですが、友人の話ではよくあることらしいです。


まあ、おっさんの和装なんぞ単体で撮っても仕方のないものなので、友人メインの刺身のツマのようなものでしょうが。


貴重な体験をさせていただきました。