LIVEメモ(鈴木康博 2024年2月18日 横浜・関内ホール) | IN THE WIND

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自分のための備忘録。音楽とスポーツ観戦、飲み食い、時々本と映画
Don't think twice, It's all right !

(ネタバレあり)

YASSさんこと鈴木康博さんのバースデーライブが横浜であったので行ってきた。最初の2曲ぐらい声が出づらいようだったけれど、きっちりと立て直して最後まで歌いきった。チケット完売で気持ちもノッてるのか、MCも饒舌だった。昨春から続けてきたツアー 十里の道も九里が半ば  シーズンⅡ からセットリストを大幅に入れ替え、これで今年も各地を回るそうだ。会場入り口の案内板の写真から下はセットリストのネタバレありなのでご注意を。


この日のYASSさんは生成りっぽい無地にイラストが散りばめられた長袖シャツ、紺かグレーのパンツ。やっぱり横浜では、登場時にはギターのチューニングはなく、すぐに演奏に入った。ギターはオフコース時代からの愛器 MARTIN D-41 で、この日は低音の響きを強調したようなサウンド。セットリストは次の通り。 

1. 心の言葉 2. 夢キッスR70 3. 海側の景色 4. 汐風のなかで 5. 美しい思い出に 6. TIES OF US 7. メインストリートをつっ走れ 8. Keep On Running 9. 青春

(休憩) 

10. 今夜もカンパイ 11. 現実ってヤツは 12. 対(ペアー) 13. 恋はさりげなく 14. DAY DREAM BELIEVER 15. ランナウェイ 16. この道戻れない(コメントでのご指摘により訂正) 17. 海辺にたたずんで 18. 燃ゆる心あるかぎり

(ENCORE)

1.  幸せまでもうちょっと 2. 映画 3. でももう花はいらない


オフコース時代の曲では久々にライブで演奏する曲もあった。「メインストリートをつっ走れ」はこのまま今後のライブでもセットリスト入りすれば、弾き語りスタイルになってからは初めてかも。この曲と8曲目は演奏前にまとめて曲名が紹介され、「メインストリートをつっ走れ」では拍手が沸いたのに対し、「Keep On Running」には拍手がなかったので、YASSさんが「両方拍手ないんですね」とボソッと言って観客が慌てて拍手する一幕も。YASSさんも「オフコース時代の歌を歌うと拍手が違う。なので今日は混ぜて歌ってます」と語っていた。


この日の座席はFC先行で取った5列目。僕の手元は前の人の頭や座席の背もたれで隠れるだろうからと、頑張ってMCをメモしたので概要(一言一句通りではありません)を記録。


今日で76になりました。 本当に皆さんのおかげでこうしてステージに立てているということで、ありがとうの言葉を伝えたいと思います(1曲目の後で)


横浜育ちですから海の歌が多いんです。海が近いわけでなく、車でちょっと行くと港や三浦半島へ行けるので、海を眺めながら作ることが多い。高校生ぐらいまでは港に行くとさざなみが近い。山下公園があって後ろにマリンタワーがあってそれで終わり。ここ30〜40年に急に発展して隔世の感があってちょっとビックリする。時代の力強さに僕らの思い出がちっぽけな感じがする(3曲目の前に)


曲を褒められるとすごく嬉しい。特にミュージシャンでアーティストから言われると本気にする。イベントでいろんな人と一緒になることがあって、楽屋で練習してたのを耳にしたのか、杉田二郎さんと因幡晃さんが後ろにいて僕が練習して鼻声で歌ってたら「ヤス、それオリジナル?ヤスの曲?それいいね」と二人で言ってくれた。「TIES OF US」という曲ですが、フォークソングにない、耳に馴染みのないコードを使っていたからかな。「美しい思い出に」ができた時もディレクターの武藤さんが「いいね、シングルに入れよう」

と言ったんですが、A面ではなく「愛を止めないで」のB面でした(5曲目の前に)


手拍子が違いますね(7曲目が始まって観客の手拍子がズレていたので演奏を止め、ワン、トゥー、スリーとカウントして導く)


いろんな所を回っていてリクエストが多い。「秋ゆく街で」というライブアルバムで最初に歌って、生ギターで歌ってフォークっぽい感じ。「Song Is Love」というアルバムでバンドで楽器を増やして演奏して、どことなく今流行りのシティポップっぽいサウンドになったからリクエストされるのかな。今日はギター1本でフォークっぽくやります(9曲目の前に)


間違ってしまいまして、改めて申し訳ありませんでした(途中でミスして演奏が止まりかけた11曲目の後で)


オフコース時代の歌は40年以上経っているんで、さっきも言いましたが、40年、50年経つと隔世の感があり時代が変わる感じするが、音楽はあんまりそんな感じがしない。古い曲を掘り起こしてみてやろうとすると古い感じがしない。手前味噌ですけど、「ワインの匂い」「Song Is Love」より後、オフコースが変わって行って色々試していたのがシティポップっぽくなっている(13曲目の前に)


僕は体を鍛えて、痛めつけて丈夫になろうというのは大嫌い。自堕落な感じ、だから音楽を選んだ。高校でバスケ部に入ったら最初2カ月は始終走っていてボールを持たせてくれないから辞めて数学部に入った。ただこの歳になるとそうは言ってられない。今までボイストレーニングやらなかったが、ライブがなかったら家ではしゃべらないのでボイストレーニングをちゃんとやらないといけない。ボケ、アルツハイマーにも大きな筋肉を鍛えるといいそうで、大腿筋とか腹筋とか。鍛えないとボケにつながるから切実なんです(16曲目の前に)


あと4年、「男80」と歌う日が来ると思います。見届けていただきたいと思います(本編終了、楽屋に下がる前に)


頑張りました(アンコールでギターを持とうとしたらストラップがこんがらがっていてほどくのに手間取っている間に客席から「頑張れ」と声がかかり、ようやくほどけてギターを持ってマイクの前に立った時に)


早くからソールドアウトになって、まるで見納め、今のうちのライブかなんて、そういう年代になると、いじけてみたくなる(アンコール1曲目の前に)

(MC概要は以上)


会場の物販では旧東芝EMI時代にリリースしたソロアルバムから選曲したベスト盤「EMIイヤーズ」が置いてあったので連れて帰った。今回も終演後のサイン会はまだ復活せず、グッズ購入者には日付けとサイン入りポストカードが付いてきた。

(ライブレポは以上)

 

【18日の備忘録】

夜、大阪に帰還。朝=コンビニの菓子パンとサラダ、昼=炒飯と青椒肉絲定食。飲酒=赤ワイン5杯。体重=61.2キロ。