浅川マキの回で男は姉さんに……、と書いたがそんな姉さんがこの唄にいる。

作詞作曲西岡恭蔵、言わずと知れた名曲である。

何と言ってもいい女、(美人とは違う)そんな女に振り回される男、高校生のジジイにとって憧れの世界だった。

この曲今日迄沢山の人がカバーしている。それだけその年頃の男にとって不変の想いなのだろう。

唄のモデルとなった女性はジャズシンガー安田南さんと言われているが、彼女の歌を聴くとなんとなく分かる気がする。(3番、4番は別のモデルがいたらしい)

この曲を初めて聞いたのは恭蔵さんのバージョンでミッドナイト東海で、山平和彦の番組だったと思う。(恭蔵さんの街の君を山平さんが歌っていた)

恭蔵さん、山平さん、どちらもあっちの世界へ旅立ってしまったが、曲は今でも歌い継がれている。

ということで、今回この曲はジジイと同郷、この人も彼岸へ旅立ってしまったが、山谷初男で「プカプカ」。

カバーフォトは安田南で。