アジャリ -4ページ目

東の谷川

・3月21日(土)

 

昼前からテンカラに不向きな嫌な風が出始め、午後の予報では風速7~9mでしたので、釣りを諦めようか迷っていました。



しかし、翌日の雨風が一時的に強まる予報の中で釣ることを考えれば、風は強くともポカポカ陽気で釣る方が良いだろうと決断し、東の川へ向かい1時間半ほど竿を出しました。



幸いにも南からの風を高い山が遮ってくれたのか、吹きおろしの風もさほど強くは無く、風の止み間こそ選ばなければなりませんが、充分に釣りのできるレベルでした。



選んだポイントは車を停めてすぐに入渓できる比較的にお気楽な渓流です。



1区間釣ってみましたが、この時期としては活性も高く、瀬尻付近で捕食する魚が多い時間帯でした。



積極的に捕食してくれていたため、素直に流して喰わせる釣りで釣れましたので、活性は良好でした。



今シーズン初めてライズを繰り返す魚を見付け、まずまずの型でしたので、よくよく観察してから毛鉤を打ちましたが、見るだけで捕食までは至りません。



ですので、毛鉤のサイズを1段階下げて流しますと一発でヒット。



糸鳴りする強い引きだったのと、小さ目の毛鉤を使っていたため、無理して魚を寄せず、できるだけ魚に付き合って深場で泳がせ、徐々に弱らせランディング。
イワナ35cm。



この一匹で帰ろうかとも思いましたが、更に下流の淵と大岩のポイントが気になり、ここの大岩?瀬尻にかけて流すと数投目にヒット。



大岩が住み家で、食事処が瀬尻だったのでしょうか。重量感ある引きでしたが最も信頼できるフックで鼻抜きされており、バレる心配はほぼ無いためゆっくりと大岩から引き離し、余裕をもってやり取りした後にネットイン。
カッコいい顔付のイワナ38cm。



この日はかなり活性が良かったのか、もう少し釣っていれば更に釣れたと思われますが、満足したのと早目に片付けたい用事があったため、帰宅しました。


 

【当日のテンカラ道具】

竿 : 天龍テンカラ  風来坊 TF39

レベルライン : 黒鯛師 ヘチ・落し込みライン THE黒鯛 フロロ  2号 GR(4.5m)。

ハリス : 東レ(TORAY) ハリス トヨフロン スーパーL・EX HYPER  0.6号(約80cm)。

毛鉤 : モシャモシャ毛鉤 #18(茶・オリーブ)、#16黒毛鉤

区間調査~虹の谷

3月15日(日)

この時期としては早目に出発し、区間調査の続きです。



できるだけ日によるムラを低減したいため、同じ日に数多くの区間を回りたいため、テンポ良く打っては回りますが、この時期はここぞと思ったポイントで粘った方が自分としては結果が出やすい傾向にあります。



一人ではなかなか調査が進まず、回れても3、4箇所でしょうか。まだまだ勉強不足な点が多々あり、増殖が可能か不向きなのか不明ですが、地道に続けていくしかありません。




現時点での魚のサイズは概ねヤマメが13?19cmと小振りであり、約500m区間でツ抜けできるかどうかの釣数です。




人的な影響も大きい川ですが、尺超えまで育つことのできる環境であるか、餌の関係で大きな個体の棲息は難しいのか疑問点が多く、調査に時間を要しますが、今後の渓流保全の一環として確認し、役立てられればと思います。



これだけで釣りが終わりますと、少々堅苦しいので1時間半ほどモシャモシャ毛鉤の耐久テストということで、鶴君お気に入りの虹の谷へ。



ここなら40cmオーバーのニジマスがいとも簡単に釣れ、50cmも一日通せば2、3本は捕れる憩いの渓流です。



溜まり、淵?毎にパッと見るだけでスクールしているニジマスが10匹以上、多い所では30~40匹近くおり、ここに毛鉤を打つと競い合って喰う姿が確認できますので、見て釣ると面白い川です。



中には50cmオーバーもいてますが、その魚に辿り着くまでに他のニジマスが毛鉤を喰いますので、大物のレーンに到達させることが意外と難しく、25cm程度のサイズを相当数下流へ落してから要約、耐久テストができるニジマスを釣ることができます。




このサイズまでなら何とか耐えれましたが、これ以上は5本掛けて5本共にフックを伸ばされましたので、41cm前後でアウトでしょうか。





ニジマス相手にここまで持つのであれば尺ヤマメ・尺イワナは問題無いように思えます。



ニジマス特有の強い引きが楽しめて、毛鉤の耐久性も分かりましたので、良いテストとなりました。

 

【当日のテンカラ道具】

竿 : 天龍テンカラ  風来坊 TF39

レベルライン : 黒鯛師 ヘチ・落し込みライン THE黒鯛 フロロ  2号 GR(4.5m)。

ハリス : 東レ(TORAY) ハリス トヨフロン スーパーL・EX HYPER  0.6号(約80cm)。

毛鉤 : モシャモシャ毛鉤 #16(茶・オリーブ)

昨シーズンの放流調査

・3月7日(土)

当日の朝は放射冷却で冷え込んだため、遅めに家を出て昼前に川へ到着しました。



直前に仕入れた情報で選んだ川は雪代による濁りも少なく、良さげでしたが、ポツリポツリと小型のヤマメが釣れる程度であり、1時間半程のウォーミングアップで終了しました。



次に大きく移動し、工事と水害によりイワナが根絶した支流にイワナを復活させる取り組みとして、放流後の棲息確認です。



ここ2年ほど順調に命を繋ぐことができているようで、以前と同様に棲息することに対し問題が無いように思えます。



3匹釣り上げましたが、この時期でも痩せておらず、むしろふっくらしたお腹でしたので流下物もそれなりにあるようで安心しました。



もう少し季節が進み、稚魚が確認できれば更に有難く思います。



ここは滝がありイワナが自力で遡上できないため、現段階では繁殖に限りがあるのが難点ですが、有志と共に上流の大滝上まで遡行し、稚魚放流を行うことが今後の目標です。



隣の川も覗いてきましたが、こちらも少しずつ砂が入り、今後の状況が気になるところです。



この周辺に並んで注ぎ込む支流には良い型のイワナは数多く棲息しており、35cm前後までのイワナであれば、雪代が落ち着き、新緑の時期まで暫く楽しめる釣り場です。



しかし、今シーズンは積雪がほとんど無いことから、今後は抜かれる可能性が高いため、それ以降の魚影が心配です。



3本目に訪れた渓流ですが、ここもシーズン初期は大変賑わう場所であり、踏み跡も多々あったことで、魚も警戒心が高まっている様でした。



自分のパターンとおり普通に流しても反応無く、端の端に追い詰められているのか、岩陰にピンポイントで毛鉤をそっと送り込むと喰ってくれる厳しい釣りを強いられました。



それでもアレコレ手を変え毛鉤を変え、結局は前回の釣行と同様のモシャモシャ毛鉤でのヒット。



珍しく掛けた時にニジマスのようなジャンプをするイワナでした。



ハリスも細めでしたので、重量感のある引きと突進が心配でしたが、愛用の竿が上手く魚の力を分散させため、無事にランディングできました。



テンリュウ風来坊 ゴールドリング3つ目と同様のサイズ。
イワナ35cm



まだまだ時間も残っていましたが、深追いせず、この一匹で満足し、帰宅しました。

 

【当日のテンカラ道具】

竿 : 天龍テンカラ  風来坊 TF39
 
レベルライン : 黒鯛師 ヘチ・落し込みライン THE黒鯛 フロロ  2号 GR(4.5m)。

ハリス : 東レ(TORAY) ハリス トヨフロン スーパーL・EX HYPER  0.6号(約80cm)。

毛鉤 : モシャモシャ毛鉤 #16(黒・オリーブ)