難治てんかん児のパパ日誌 -147ページ目

MRI検査

2008年6月23日(月)

昨日のうちに妻はゆうとを実家に預け、自宅ではかいとと妻と私で検査入院の朝を迎えた。

かいとのことは妻に任せ、私は仕事に行った。妻はかいとを車に乗せてM病院に向かった。

MRIも脳波、CTと同様だった。検査する装置が違うことくらいしか私たち素人にはわからない。

今回は、本来予約をとってからMRIをとるべきところを、予約がとれるまで待っていられないという医師の判断から、入院して待つことになった。採血をして待っていたが、タイミング良くMRIの空きが出たため、幸い当日に検査することになった。

かいとの睡眠薬が切れ、目が覚めるのを確認してから病院をあとにした。泊まらずに済んだのだ。

妻は、実家に預けているゆうとを迎えに行くため病院から妻の実家に車を走らせ、ゆうとを拾って自宅に戻った。

ゆうとは昨晩初めて1人でお泊まりしたわけだが、寝るときに小声で「おうちに帰る」と言ったそうだ。

ばぁばが「ママとかいとは病院だから」と言い聞かせているうちに、ゆうとは寝たそうだ。

切ない。。。

2008年6月処方薬

■薬名
【1】テグレトール(細粒)
一般名:カルバマゼピン


■服用期間
【1】6/1~6/30

CTの検査結果は「脳の異常」

2008年6月12日(木)

私は会社を午後半休し、自宅に向かった。脳波の検査結果を聞きに行く時と同じように、自宅から家族4人でCTの検査結果を聞きに行く。

検査結果の説明は、やはりK先生から。

画像を見せた上でK先生は、
「棘波はこっちから出ているんですね。(向かって脳の右側[左脳]全体を指している)」

画像は、向かって上部が目になっていたが、頭上から撮影しているのではなくて、顎の方から撮影しているイメージなので、見た目左右が逆転する。

「ここを見てもらいたんですが(頭頂葉か後頭葉に差しかかっての辺り)、右側(左脳)が左側(右脳)に張りだしているんです。」

確かに大脳縦裂とか呼ばれる線の半分から下あたりが左に少し曲線を描いている。

続けてK先生は
「これがてんかんに影響しているかどうかわからないので、MRIを撮りましょう。」
とのこと。


私たちからの
「けいれん以外にどんな影響が考えられますか。」
の質問に

K先生は
「普通に過ごしてきて老衰で死んだ人でも、脳の構造をみてみたらこのような状態だったということもあるので、こうだから、ああなるということでもないんですよね。」
と回答された。

続けて、
「MRIが空いてないですねー。来月になっちゃうなー。入院の準備をしてもらって、空いたら撮っちゃいましょう。撮れなかったら泊まってもらって翌日撮りましょう。」
とのこと。

なんとなくモヤモヤしたまま、MRIの予約をして病院をあとにした。

帰りの車の中で妻とは悪い意味で期待を裏切られていると話した。
私たちは、今回は大したことないだろうと根拠もなく勘ぐっても、それに反して悪い方向に診断されるという意味だ。

ただ私には、かいとの脳が正常でないことはわかったが、今後どんな影響があるのか、発作との関係などがわからない以上は深刻な事態とは受け止めていなかった。