かいとの近況とゆうとの受験 | 難治てんかん児のパパ日誌

かいとの近況とゆうとの受験

しばらく更新していませんでしたが、落ち着きましたので、更新します。

かいとは先日2分の1成人式を迎え10歳になりました。

今までずりバイだったのが、ハイハイができるようになりました。スピードは早いものではありませんが、膝をたてて体を支て動けるようになったのは大きな成果だと思っています。

機嫌の悪いときは「痛い!」と連呼するのですが、痛いことは何もしていないので、外で言われるときは焦ることがあります。

お風呂がとても好きで、それまで「痛い!」を連呼していても、お風呂入る?と聞くとキャッキャ言います。

お風呂では体を洗っているときから、バスタブに入ろうと身を乗り出します。バスタブに入ると水面を叩いて遊びます。キャッキャ、キャッキャ毎回楽しそうです。

アメトーークのスペシャルが大好きで、録画を何度見せても笑いながらおとなしく見ています。Eテレのいないいないばあのスペシャルも同じように大好きで、これらを交互に見せています。

かいとは脳梁離断したあと、左脳のMSTを経て半球離断していますので、左利きです。

お食事はお腹がすくとテーブルまでやってきて、つまみ食いをします。特別支援学校やデイサービスでOTのトレーニングのおかげで、スプーン持たせると自分ですくって食べられるようになりました。すべて左手です。

発作は1日数回程度発生しています。

意識があって足が痙攣するもの、意識をなくして全身硬直するもの、いずれも10秒程度です。

足だけの痙攣のときは発作後、「ブブブ(恐らくブルブルブルと言いたい?)」と言います。全身硬直のときは発作後「あー」と言ってニッコリします。

意識をなくしても発作があったことはわかっているようです。

お薬は、ラミクタール、フェノバール、アレビアチン、マイスタン、イーケプラです。

ところで、かいとですが今年中学1年生ですが、本人の希望もあり中学受験しました。

本当は続けていた少年野球をやめたくて、塾に逃れようとしたようですが、僕には逃れる選択肢としては理解できませんでした。それは5年生のGW前のことでした。

それから割りと家族総出でバックアップ(一緒にお勉強)しました。

ママは得意の国語中心、それ以外はパパ。5年生の頃は成績に一喜一憂して、失敗を叱ってしまったこともありました。

成績が悪いから叱るということでは、勉強に興味がわくわけがないことに気づきました。

パパも反省しまして、それからは失敗の対策を打たなかったもの、つまり同じ失敗を繰り返したものをどう改善するかを徹底的に話したつもりです。結果、叱ってしまいましたが。

これは仕事をしてても失敗して叱られることはあります。それまでも悪いことをしたら叱っていた。だから、成績が悪いから叱ることとは似て非なるものかなと思いますが、ゆうとはどう思っているのか。

僕はゆうとと一緒に勉強したのが、楽しくて嬉しくてたまらなかった。勉強ってゆうとと一緒だと楽しいなって思いました。

わからないことはとことん調べて、とにかくその理由を得るのはパパの勉強。それをゆうとに教える。

なぜそんな公式になるのか、その現象の仕組みは、この出来事の原因は、のような。

パパは社会が苦手で、例えば野菜の生産量トップ3なんて全然覚えられなかったのです。そもそもなぜあの野菜なのか、他にももっと野菜あるのに、、、良くわからないけどただの暗記なんてつまらないなと思っていました。しかし、調べてみるとその理由はしっかりありました。

こんなにたくさんのことを知れるのなら、中学高校になっても一緒に勉強していきたいと思いました。

ちなみにゆうとは第一志望の最難関校は不合格でしたが、難関校に合格しました。

第一志望に落ちたゆうとは泣きながら、同じ偏差値の別の学校を受けることを訴えましたが、今の学力だと不合格の確率が高い中で、合格でも不合格でもそこから何を学び、課題とするのか意味を見いだして欲しいことを伝え、以降の受験はあきらめました。

ゆうとはとてもがんばって、かなりの時間を勉強に費やしましたが、それでも勝てなかった相手との違いはいったいなんなのかを考え、改善して成果を出すことが課題です。

ただこの先勉強は一生続きますから、学ぶことを楽しんで欲しい。知らないことを知ることに興味をもって欲しい。知ることの喜びはこの約1年半足らずでわかったのではないかな。

受験はただその時々の自分の学力を相対的に知ることができる機会というだけ。

そんなゆうとは1年前に面積迷路という問題集でまったくパパのスピードに追いつけなかったのに、今一緒に解き直したら暗算のゆうとにまったくスピードが追いつけないパパでした。ただのしょうもない自慢話ですね。

かいととゆうとは一見まったく成長スピードは異なりますが、それぞれの環境で考えられないようなスピードで成長していることを実感している今日この頃です。