<あだち元気応援事業助成金によるワークショップ>
2月27日、オンラインワークショップを開催しました^^
相手のやる気をサポートって。
相手のやる気を引き出す、やる気にさせる、というのであれば、
人参(ご褒美)をちらつかせ、
昭和の時代なら叱咤激励!目標の明確化を行い
それに向かって、ひたすら努力を促す・・・というのが定番だったはず。
サポート、というとちょっと違う雰囲気です。
あくまで、主体はその人であり、まわりの人はそれをお手伝いするというスタンスです。
そこで必要となってくるのが、
傾聴、共感の姿勢。その姿勢をさらに強化するのが
「チェンジトーク」に注目した、ほめほめ発信なのです。
やる気のない相手を褒めるって、いったい・・・!?
●こんな「共感」してるかも!?〜しない状態は心地よい
英語を勉強したいけど、この10年まったく手付かず。
朝ウォーキングをしようと思うけど、なかなかできなくて。
・・・わたしにもあんなこと、こんなこと、思い浮かぶことがたくさん・・・
こういうことを言い訳っぽく周囲の人に言う「イイワケ」さん、いますよね。
大抵の場合、そんなつぶやきを聞いた「ワカル」さんは
「そうそう、わかるわかるー」
「だって今さむいじゃない?当たり前よー
あったかくなってからでいいよ」なーんて「共感」してくれます。
ここで注意したいのがワカルさんが何に「共感」しているか。
イイワケさんの「しない」状態を後押ししているんですね。
イイワケさんの、「できない」発言は維持トークっていうのだそうです。
誰だって自分のことを肯定してくれてうなずいてくれたら、うれしいはず。
だから、安心しちゃって前に進めない。
あれ、これじゃほんとの共感っていえませんよね。
●魔法の言葉、は自分が知っている
維持トークが未来に向かない言葉だったとしたら、
その反対はなんでしょう。
それが「チェンジトーク」というのだそう。
チェンジトークは変わるきっかけ、や、ときには変わる方法にまで気づくミラクルを起こすこともあるのです!
このチェンジは誰かが変える言葉、ではなく「変わる(自分が)」ための自身の気づきによる言葉なのだそう。
そして、そのために必要なのが本当の「傾聴」と共感の姿勢なのです。
変化を促す未来思考で大切なのは同情ではなく共感
●気持ちに共感しながら聴きガイドする
同じ方向にむかって寄り添いガイド
傾聴と聴くと、ただひたすらにウンウンと聴くことが思い浮かびます。
けれどやる気のサポートに必要なのは、相手の気持ちの変容を促す姿勢です。
引っ張っていくでもなく、背中を押すでもなく。
あくまで目線を同じ方向に向け伴走する意識で対話することです。
花束をもらえば気持ちウキウキ!
傾聴を意識した対話の場合は、どんなフィードバックを行うかが重要だとか。
相手のモチベーションに働きかけることを意識した対話においては、「できないこと」よりも「できていること」「こうすればできそう」という相手からの発信をうまくつかまえて集める「傾聴」姿勢がポイント。
「10分だけやればいいんだよなあ」
「英語ができると旅が楽しくなる」
「体を動かすと、ダイエットにもなると思う」
などなど、イイワケさんの、
可能性、できそう!、できるかも?に言及する言葉=チェンジトークに注目して束ね「花束にして渡す」気持ちでフィードバックするとよいのだそう。
●ほめほめコメントが変化を促す
そう。
変わるきっかけを掴むのは、その人自身。
できる自分、を言語化してもらうことで「わたし、案外イケてる!?」と思えてきます。
傾聴する側はひとこともアドバイスや指導を行わなくても案外自分からスルっ出てくるし、何よりも気持ちが未来に向かっていきます。
相手のやる気をサポート。
まずはひたすら相手をほめてはどうでしょう。
叱咤、情報提供、アドバイスでもなく、です。
そして、褒めてもらったほうは、素直に「まいあがって」「有頂天」を味わいましょう。
やる気満々、前向きな自分を一瞬でも感じられれば、今からスタートのチャンス。
一気に駆け上がれなくても、できてる自分、できそう、と意識した自分を自分でほめながら、そこから、少しずつ前に進んでいきましょう。
誰もが花束の要素をたくさん持っている
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藤本祥和講師がオンラインワークショップを始動!
ご興味がある方は、以下までお気軽に^^
http://kikukoto.net/project/inquiry/
NPO法人なりわいプロジェクトの取り組みは以下よりご覧ください。