【真・日本史⑤】日本建国と天皇家の始まりの真相
『日月神示』の神霊団と同じ霊統の宇宙神霊アリオンは、「岩戸開き」のためのヒントを暗号にして伝えている。
その暗号を解くためには「封印された古代史」を紐解く必要があるのだ。
アリオンによると、「真の天皇家」についての不正確な歴史観が「日本の根源的な歪み」に繋がっているという。
【真・日本史②】で紹介したアリオンが語る「古代日本史」について、少し詳しい話をしておきたい。
紀元前3~2世紀にパミール高原を出発したアマ族の2つのグループは、最終目的地を日本列島に定めていた。
アリオンによると、「活火山の多い日本列島こそ、人類の意識進化に適した特殊な磁場を持つ国である」という観測が、アマ族によってなされていたという。
別の見方をすれば、アマ族の2つのグループ(イスラエル10支族+ユダヤ2支族)は、聖書の予言に従って、東の果ての国で南北統合した「イスラエル王国」を再建しようとしたのだ。
最初に日本に到着したのは陸路を辿ったグループで、インドから中国の江南地方に進み、そして博多湾に上陸した。
九州の原日本人の集団を併合しつつ、日向地方へと南進し、強大な国家を築いたという。
便宜上、このグループを「日向族」と呼び、族長は「イザナギ」、その妻は「イザナミ」と呼ばれていたという。
一方、海路を辿ったグループは、インドから東南アジアの島々で数々の仕事をこなしながら朝鮮に渡り、その後、出雲に上陸した。
このグループを「出雲族」と呼び、スサノオの父「フツ」とスサノオの曽祖父に当たる男が族長だったという。
なぜ、スサノオの祖父がいないのか……。
前回紹介した「百済本紀」の続きによると、沸流(フル)は国を捨てて南に旅立ったという。
そして家臣たちの意見を無視して海辺に居住したが、土地が湿って水は塩分が強く、安らかに暮らすことができなかったため、沸流は自らを恥じて命を絶ったという。
この沸流が「スサノオの祖父」だった可能性がある。
「スサノオ」とは本来は神名だが、実はこれもアレクサンドロスの肩書きを継承したものなのだ。
アレクサンドロスは、アケメネス朝ペルシアの古都スサを征服して「スサの王」となった。
また、アレクサンドロスは「ツルカルナイン(双角王)」という称号を持っていた。
言うまでもなく、双角は「牛」を象徴していて、エジプトでは太陽神アメンの子「ファラオ」に即位している。
アレクサンドロスの世界征服は、東西の文明を統合してヘレニズム文化を生み出し、イエス・キリストと同じ33歳でこの世を去っている。
つまり、アレクサンドロスも地上現界の主宰神「スサノオ(バアル)」の化身で、未来における「世界天皇」の予型ともいえる人物だったのだ。
スサノオ(バアル)はインドでは、釈迦が説法を行った祇園精舎の守護神「牛頭天王」だが、それとアレクサンドロスの「スサの王」という肩書きを受け継いできたのが出雲族の族長だったのである。
これらの事柄からも、アマ族がアショカ王の「仏教布教団」だったことが分かる。
『日本書紀』によると、スサノオは新羅の曽尸茂利(韓国の牛頭山)から出雲の国に渡ったという。
アリオンの話と重ねると、このスサノオは「フツ」のことである可能性が高い。
その後、フツの子「フツシ」が「スサノオ」の称号を継承したということになる。
須佐という地名も、アケメネス朝ペルシアの古都「スサ」に因んだものであろう。
また、「フツ」や「フツシ」や「フル」という名前はモンゴル系の名前で、出雲族が「イスラエル10支族+スキタイ」だったことを裏づける。
その中でも、牛をトーテムとするガド族の「スサノオ」と「釈迦」は同族なのだ。
さて、当時、九州は日向族の族長のイザナギとイザナミが支配していた。
出雲族と日向族は日本で合流し、人類の進化と繁栄の為に一致協力して日本を統治する約束だった。
しかし、九州で強大な国を築き始めていた日向族は、出雲族との協力を拒否して、王位(スメラ)継承の証である「十種神宝」を要求してきたらしい。
これも出雲族が騎馬民族だった根拠の1つになる。
「騎馬民族征服王朝説」によると、第9代天皇の時代に騎馬民族スキタイが渡来し、天皇家を乗っ取って第10代「崇神天皇」となり、新王朝の初代天皇という意味で「ハツクニシラススメラミコト」と呼ばれたという。
だが、それが間違いであることは既に証明済み。
騎馬民族スキタイは「出雲族」であり、日本という国が建国される前の時代に渡来していたのだ。
出雲族の強大な兵力に恐れをなしたイザナギとイザナミは、娘の「アマテラス」を差し出して同盟を申し出て、アマテラスとスサノオを政略結婚させたという。
このアマテラスが現在の天皇家(日向族)の皇祖神「天照大神」で、『魏志倭人伝』に登場する「卑弥呼」だが、女王になるのは晩年になってからである。
スサノオの本妻は出雲の「クシナダヒメ」で、アマテラスにも夫がいたが、当時は一夫一妻制という悪法はなかったので問題はなかった。
だが、「アマテラスの義弟たち」が二人の結婚を猛反対したという。
アマテラスの義弟たちは、古代の呪術を巧みに操る呪師で、日向族の実権を掌握していたという。
アリオンは彼らの正体を明かしていないが「真の闇帝王」と呼んでいる。
彼らはユダヤ人なので、カバラの奥義を保持する特権階級の祭司氏族「レビ族」としか考えられない。
そしてスサノオとアマテラスの結婚により、自分たちの権力が危うくなると判断したアマテラスの義弟たちは、「もし婚礼を行うなら後世にまで祟る呪縛をかける」と脅してきた。
スサノオはイスラエル10支族の「ガド族」である。
俗説で、ヘブル語の「出身」を意味する「ミ」をつけて「ミガド」→「ミカド(帝)」になったという説が有名だが、それはちょっと無理やりな気がしなくもない。
スサノオとアマテラスの婚礼を見届けて怒り狂った「アマテラスの義弟たち」は、出雲の聖地や日本の重要なエネルギースポットを次々と封印して回ったという。
「アマテラスの義弟たちは三四五で構成される直角三角形を用いて、日本中に封印を施した」
「三四五の封印」の詳細はコチラ↓
彼らが日本列島に施した大掛かりな呪術によって、日向族と出雲族の関係は修復不可能なまでにこじれ、現代の歴史に至るまで様々な悪影響を及ぼすことになったのだ。
アリオンによると、「高皇産霊神(タカミムスビ)」と呼ばれる人物が日向族の参謀長官だったそうだが、彼こそが「真の闇帝王」の首領だったに違いない。
また、アリオンは「アマテラスの先夫の名前」も明かしていないが、その正体は「タカミムスビ」だと考えれば様々な謎が氷解する。
必然的に、アマテラスの義弟たちとは「タカミムスビの弟たち」を指すことになる。
まず、筆頭に挙げられるのが「天太玉命(アメノフトダマノミコト)」という人物である。
実名は「フトダマ」だが、彼はタカミムスビの子で「忌部氏」の祖とされている。
だが、それならタカミムスビが忌部氏の祖とされるはずだが、実はタカミムスビの弟の子が「フトダマ」だったようだ。
詳細は改めて述べるが、タカミムスビの弟の子孫を総称して「アマテラスの義弟たち」と定義すると、その中で最も権力を持ったのが「忌部氏」である。
その証拠に、アリオンは「アマテラスの義弟たちは四国に隠れた」と言っているが、まさに四国は忌部氏の拠点である。
実際に、忌部氏は天皇家の実権を握っている影の首領「裏天皇」なのだ。
出雲・日向連合国の大王となったスサノオは、「日本建国の父」と呼ばれていて「初代天皇」とも呼べる人物だった。
しかし、西日本だけ治めても「日本の王」とは呼べないので、大和を治めた者が「日本の王」になるとされていたようだ。
さて、スサノオはクシナダヒメとの間に8人の子をもうけたが、第8子は「スセリ姫」という子女だった。
モンゴルの騎馬民族には末子継承という風習があったので、必然的に「スセリ姫」が継承者ということになる。
だが、イスラエル王国でも騎馬民族でも「王」となるのは男だと決まっていた。
そこで、「大国主神(オオクニヌシ)」がスセリ姫に婿入りすることになったという。
それで、オオクニヌシが「天皇」になるのかと思いきや……
同年、スサノオは第五子の「ニギヤハヒ」にスメラの証である「十種神宝」を授け、大和の地に送り込んだのだ。
何と!これはオオクニヌシにとって、予想だにしない展開だったはずである。
スサノオは、実子ではないオオクニヌシに、スメラの証である「十種神宝」を授けたくなかったのだろうか。
オオクニヌシが養子に入った年に、ニギヤハヒに「十種神宝」を授けて出雲から離れさせた……ということは、スサノオは「国譲り」の陰謀に気づいたに違いない。
しかし、スサノオの第1子から第7子までが男だったが、なぜ第5子のニギヤハヒが選ばれたのかというと、スサノオと共に日向国を平定し、スサノオの器量を全て受け継いだ優秀な人物だったからのようだ。
つまり、末子継承は鉄の掟というわけではなかったようだが、本来ならば「オオクニヌシ」に「十種神宝」を授けるのが筋というものである。
アリオンによると、「アマテラスの義弟たちは、アマテラスを陰から操ることによって、出雲族の中で実質的な権力を手に入れることに成功していた」という。
ということは、忌部氏(アマテラスの義弟たち)がスサノオの相続権を狙って、オオクニヌシを送り込んだとしか考えられない。
オオクニヌシもニギヤハヒも「スサノオの後継者」だが、オオクニヌシは「出雲・日向連合王国の王」となり、ニギヤハヒは「日本のスメラミコト(天皇)」となったのである。
(※ニギヤハヒは「大物主」とも呼ばれ、大国主と同一神と見なされることが多いが、全くの別人なので注意していただきたい。)
「フツ」「フツシ」「フル」の親子三代の名前は、奈良県の石上神宮で三柱の祭神となっている。
成長したフルは「トシ」と呼ばれ、成人してから「オオトシ(大歳)」と呼ばれるようになった。
以上が、日本建国と天皇家の始まりの真相である。
天照国照彦天火明櫛玉饒速日命
略して「ニギハヤヒ」だが、天照国照彦という名称は男神「天照大神」を象徴する。
「スサノオ」と「ニギハヤヒ」の親子関係をご理解いただけただろうか。
『オリエント神話』の「バアル」と「ミトラス」に対応し、『新約聖書』の「イエス・キリスト」と「再臨のキリスト」に対応するのだ。
『バアル=スサノオ=イエス・キリスト』
『ミトラス=ニギヤハヒ=再臨のキリスト』
ただ、ニギハヤヒのエネルギーは封印され、その封印が解かれた時こそ、終末に現れる「再臨のキリスト」となるのである。
「ヨハネの黙示録」によると、再臨のキリストは「至福千年王国」を統治することになっている。
それが『日月神示』が予言する「ミロクの世の王」であり、それを実現させる「御用の悪」が「イルミナティ」なのだ。
それに反発している悪の組織が「闇のイルミナテ=反イルミナテ=偽イルミナテ=バチカン勢力」なのである。
尚、日本イルミナティ協会は、それらとはまた異なる階層のイルミナティである。