小学生の頃、自宅から小学校まで、山を越えて

歩くので、子供の足で、1時間以上かかるという

友人がいた。

その友人の家に遊びに行くことになり、近道を

することにした。

そこで、電車の通るトンネルを利用することにした。

 

トンネルは、数十メートル毎に、人が避難できる

ミニトンネルがある。トンネル内にはライトが

あり、入口と出口にスイッチがある。

万が一、電車が来たらミニトンネルに隠れようと

思った。

私たちは、トンネルのライトが点いていたので、

そのままおしゃべりしながら、歩き出した。

 

その時!!

突然、ライトが消えた!!

真っ暗に!!

 

ぎゃー!

 

私たちは、一目散に出口へ走った。

 

その時は、霊のしわざだと思ったが、冷静に

考えると、多分、トンネルの先に他の人が歩いて

いて、その人がトンネルを抜け終わったので

スイッチを消したのだろう。

 

これは、むかしむかしの話です。

決してまねをしないで

ください。