● 先を読む力。 | ☆たいやき社長 あなたに語る☆

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埼玉県、鴻巣市の、小さなたいやき屋の社長が、

あなたに、語ります。

あなたとは、「あなた」のことです、、☆



バイクショップの前で、信号待ちになり、ガラス壁に貼ってあるポスターに目がいきました。そこには、「バイク免許取得応援」となっており、バイクの免許を取って、その店でバイクを買えば、免許取得にかかった費用のうち、5万円を応援する、すなわち、キャッシュバックするという内容が記載されておりました。

20年前では考えられない企画ですが、これは、つまり、いまは、「バイクが売れない時代である」ということです。私が、10代のときには、バイクは、男の憧れでした。とりわけ、地元である埼玉県や、お隣の群馬県の田舎では、暴走族や、ドリフト族、走り屋というものがトレンドでしたので、私も、不法改造したバイクや、スポーツカーに熱を上げている時期がありました。

しかし、インターネットというものが出現したあたりから、徐々に、若者の求めるものが変化してきました。いまでは、タバコも吸わない、お酒ものまない、バイクも車もいらない、ついには、恋人もいらないというような時代です。求めるものが、パソコンやスマートフォンの中に、すべて存在し、完結してしまう。そのような時代なのかも知れません。

件のバイクショップも、バイクが売れなければ、潰れるしかありません。ですから、「いかにして、バイクを買ってもらうか」ということを、必死に考えていることでしょう。バイクを買ってもらうには、バイクを必要としてもらわねばなりません。バイクを必要としてもらうには、より多くの人々に、バイクの免許を取得してもらわねばなりません。そのために、免許取得にかかる費用を一部負担してでも、免許を取ってもらおうとしているわけです。

免許を取れば、必然的に、バイクを買う流れになります。ですから、免許取得のために、5万円を応援するというのは、「事実上の割引・値下げ」ですが、初めに損をしてでも、バイクの免許さえ取ってもらえば、部品交換や、パーツの購入、買い替えなどの、「需要」が生まれますので、長期的な視点でみれば、顧客獲得のための、初期投資額5万円はペイすることができ、なおかつ、バイクショップを、「必要としてくれる顧客」が創れるわけですから、生きのびてゆくことができるわけです。

しかし、それでも、世の中から、必要とされなくなれば、それは、消えてゆくしかないのです。実に、厳しいものがあります。ですから、生きのびてゆくためにも、個人レベルから、組織レベルまで、常に、あの手この手を使って、需要を創り、顧客を創り、「必要とされるもの」を創ることに、尽力しなくてはなりません。

ここに求めれる力は、たとえ半歩でも、一歩でも、「先を読む力」です。「風が吹けば桶屋が儲かる」という、ことわざがあります。この因果関係を説明しますと、まず、風が吹くと土ぼこりがたって目に入り盲人が増えます。そして、盲人は三味線で糧を得ようとしますから、三味線づくりに必要な猫の皮の需要が増えます。すると、猫が減りますので、ねずみが増えます。したがって、多くのねずみが桶をかじるから、桶屋が儲かるということです。

ここで、「桶屋」は、なぜ儲かったのかが分からなければ、桶屋としては、失格なのです。貴方様が、桶屋の主人であれば、大風が吹いたら、「次はどうなるか」「その次はどうなるか」ということを、考え、読み取っていかなくては、商売や、経営というものは、それこそ、〝 風まかせ ″ になってしまいます。偶然に上手くいったのと、上手くいくことが読めていたのとでは、もはや、「生きる世界」が違ってきます。

他にも、たとえば、これからの世の中がどうなっていくかについて、先を読む力を使ってみれば、次のようなことが見えてくるわけです。ただいま日本は、少子高齢化が進んでいる。子どもが減るということは、人口が減るということである。人口が減るということは、働く人が減るということである。働く人が減るということは、日本の未来を支える人がいなくなるということである。日本の未来を支える人がいなくなるということは、日本の経済が小さくなるということである。日本の経済が小さくなるということは、各人の収入が少なくなるということである。

したがって、日本の未来は、極めて厳しいものとなる。だから、〝 氷河期 ″ の到来にそなえて、今日から、いまから、お金を蓄えておこう。あるいは、経営資源である、ヒト・モノ・カネ・情報・時間・知的財産を、最大限に活用するための勉強をして、知識と知恵を蓄えておこう。と、「転ばぬ先の杖」を何本も用意する努力が必要であることを、察知すること、読み取ることです。

この世で、「本当に頭のよい人」とは、どのような人のことを言うのでしょうか。それは、「こうしたら、こうなる」という、物事の因果関係が 〝 視える人 ″ です。つまり、ひとつ先、ふたつ先と、「先を読む力」がある人が、本当に頭のよい人というのです。学校の勉強が、どれほどできても、社会においては、物事や、時代の、「先を読む力」がなければ、必要としてもらえないのです。

ですから、先に述べました、バイクショップも、生きのびてゆくために、必死に、「先を読んで」、実践しているのです。「バイクが売れない時代に、バイクを買ってもらうためには、とにもかくにも、まずは、バイクの免許を取ってもらうことだ。免許を取れば、必ず、バイクが欲しくなる。そして、バイクを買ってもらえれば、必ず、それぞれの部品が劣化してゆくから、長いおつきあいになる。そうすれば、店の運営は安定する」と、懸命に先を読んで、店が潰れないように、〝 柱 ″ を立てようとしているわけです。

少しでも安定した人生、幸福な人生を築きたいのであれば、この、「先を読む力」は不可欠です。「風が吹けば桶屋が儲かる」道理を、いま一度ふり返り、腹に落とし、「これをやったら、次はどうなるか」という、「先を読む訓練」を重ね続けることです。逆に言えば、「先を読む力」がついてくると、「バイク免許取得応援」として、5万円をフォローしてくれる理由と言いますか、「魂胆」が見えますので、5万円に釣られて、とりたてて必要のないものを買ってしまうということを防ぐこともできますので、やはり、「先を読む力」を身につけて、得することはあっても、損することはないでしょう。

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