● 奇をてらわない。 | たいやき社長、書く。

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SNSをやると、宣伝効果を得られるなどの理由により、「〝 集客効果 ″ があるというからやってみたけれども、『全く効果がない』」という人は、非常に多いと思います。ほとんどの人がそのように感じていると思います。しかし、実のところ、とりわけ、現在の10代の人々は、グーグルなどの検索エンジンは使わず、ほとんどがツイッターやインスタグラム、フェイスブックなどのSNSから、「情報」を得ています。

SNSであれば、自ら検索せずとも、個人の実体験に基づいた、「一次情報」のレビューや記事などの魅力的な情報が、雪崩のごとく〝 やって来る ″ わけですから、SNSの情報を見るのにいそがしく、検索している暇などない、また、検索する必要もないという流れになっています。

すでに、書店にも、「グーグルが消える日」というタイトルの本が並んでいるほどですから、やはり、SNSを甘く見てはならないと思います。とくにこれからは、SNSの〝 正しい使い方 ″ を熟知している者が、成功をつかんでゆくと言っても過言ではないという説が有力です。私もそう思います。もはや、「スマホにSNSアプリさえあればよい。新聞も雑誌も、ラジオもテレビもいらない」という時代になりつつあります。

しかし、このように聞くと、「やはりSNSか。それでは、どうやって目立って、『いいね!』を集めようか」という思考になり、〝 インスタ映え ″ という言葉もありますが、「映えるもの」を打ち出してゆこうと、「奇をてらう」ことを考えるようになるわけですが、それは続かないのです。


「インスタ映え」というのも、「映える」という言葉を使うくらいですから、日常的ではないことや、非日常的なものを〝 ネタ ″ にしているわけです。たとえば、有名人と友達のように並んだ写真も、二度と並んで撮ることのない、〝 家宝のワンショット ″ だからこそ載せるわけです。しかし、それで〝 ネタ切れ ″ です。本当に仲の良い人同士であれば、いつでも会えるので写真など撮りません。


つまり、SNSを、「ビジネス」につなげてゆくためには、奇をてらった、〝 飛び道具 ″ は役に立たないのです。やはり、続くもの、「継続」できるものでなければ、SNSで〝 効果 ″ を出すことはできないでしょう。したがって、奇をてらわないことです。多くの人が勘違いをしていますが、SNSは、「広告」ではありません。SNSの肝は、「ブランディング」であり、短期的に効果を出せるものではなく、お金のかからない広告装置でもないのです。


SNSとは、「中長期的なブランディングの一手段」であり、費用対効果は考えないことです。それこそ、時間をかけて、〝 育て上げてゆくもの ″ であるということを認識する必要があります。ブランドも、一朝一夕には構築できません。「今後は、SNSを制する者が成功する」ことに間違いはないと思いますが、目先の数字・利益しか見ていないようでは、SNSを使いこなすことはできないということです。そして、SNSの肝とは、「広告」ではなく、「ブランディング」なのであるということを知る必要があります。


 
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