人は見た目ではないといいますが、
じつは、人は見た目がすべてなのです。
人間のこころは、顔つきや、態度や、
服装や、言葉などにすべてあらわれています。
顔つきや、態度や、服装や、言葉などの、
見た目は、すべて、その人の自己紹介なのです。
たとえば、いじわるな顔つきの人は、
わたしは、いじわるな人間ですよと、
顔が自己紹介をしています。
こころの状態は、みごとに顔にあらわれます。
たとえば、態度のよくない人は、
わたしは、きちんとしたマナーや、
行儀や礼儀を、なにもしらない人間ですよと、
態度が自己紹介をしています。
こころの状態は、みごとに態度にあらわれます。
たとえば、わざと、こわい人にみえる
服装をする人は、わたしは、こわい人にみせて、
ほかの人からいじめられたくない
弱くて、臆病な人間ですよと、
服装が自己紹介をしています。
こころの状態は、みごとに服装にあらわれます。
たとえば、ザツで、乱暴で、
きたない言葉をつかう人は、
わたしは、ていねいで、やさしくて、
きれいな言葉を、ひとつもしらない
勉強不足の人間ですよと、
言葉が自己紹介をしています。
こころの状態は、みごとに言葉にあらわれます。
とても、きびしい言いかたですが、
これがほんとうのことなのです。
見た目が、その人のこころのあらわれであり、
見た目が、その人のこころの状態の、
自己紹介になってしまうのです。
見た目とは、自分のこころの中を、
いっさい隠すことなく、ほかの人々に、
さらけ出していることとおなじなのです。
とても気をつけねばならないことなのです。
これを知らねばなりません。
ですから、ほかの人にみられても、
恥ずかしくない見た目にしましょう。
みる人がみれば、あなたのこころの中は、
すべてお見とおしなのです。
見た目は、自分の自己紹介なのです。
このことを、くれぐれも忘れないことです。