この世のものは、すべて、現れれば、
消えてゆくという法則の下にあります。
たとえば、花の種をまく。
そして、芽がでて、葉がでて、、
花が咲いたら、あとは散ってゆきます。
花の種をまくという、″ 原因 ″ から、
花が咲くという、″ 結果 ″ が現れたとき、
花の種をまいたという、″ 原因 ″ は、
花が咲いたという ″ 結果 ″ によって、
消えてゆくのです。
もう少しわかりやすく言うならば、
水を飲んだという ″ 行い ″ は、
体内から、″ 排出 ″ されたとき、
消えたことになります。
″ 入った ″ ものが、″ 出た ″ とき、
それは、消えてゆくのです。
すべての、″ 原因 ″ というものは、
″ 結果 ″ として現れたならば、
あとは、消えてゆくのみなのです。
これが法則です。
したがって、あなたに、災いや、
不幸というものが、現れたとき、
それは、あなたが、過去に蓄積した、
善くない想いや、行いが、
あるいは、誤った判断や、決断が、
災いとして、不幸として、
「いま」、現れたということです。
そして、現れたということは、
あとは、消えてゆくのみなのです。
自分に、現象として現れたからには、
あとに残るものは、すべて、
「消えてゆく姿」ということです。
ですから、いま現在、災いや、不幸として、
あなたの目に映るものは、すべて、
あなたが過去に蓄積した、
災いや、不幸の、″ 原因 ″ が、
いま、″ 結果 ″ として現れ、
「消えてゆく姿」なのです。
あなたが、辛いとき、苦しいとき、
それらは、もれなくすべて、
時間の経過とともに、必ず、
「消えてゆく」ものなのである、、
ということを知ってください。
そして、どうか、自分に打ち克ってください。
現れたものが、
永遠に消えてゆかないのであれば、
あなたも救われませんが、
この、「消えてゆく」というところに、
実は、あなたはすでに、
″ 救われているのである ″ ということを、
気づく必要があるのです。