みんなそれぞれ黒歴史を持っていると思うが、自分の黒歴史を振り返ってみようと思う。
自分は、中学生のころ自作RPG漫画を書いていた。
主人公の名前はゲイル。さらわれたお姫様を助けるために、魔王を倒しに行くという王道ストーリーだ。絵は並程度の腕前だと思うが、確かカイジに似ていたと思う。
クライマックスまでサクサク書きたかったが、妙に凝り性な性格が災いし、2ページ目の「城下町で装備を整えるシーン」で、バスタードソードの価格設定に2~3時間悩むことになった。
最初の街最強の武器に1000ゴールド以下の価格をつけるわけにはいかない。
しかし、理想である5000ゴールドにしてしまうと、お店の商品のバランスを考えるとこんぼうの100ゴールドが安すぎる。(ただの木の棒に100ゴールド払うやつなんて果たして存在するだろうか?という疑問はこの際置いておく)さらには、最初の街付近で5000ゴールド稼ぐのにはきっと膨大な時間がかかることだろう。
だからといって、勇者の夢、皆の夢であるバスタードソードを安売りすることはできない。絶対に5000ゴールド以内にはしたくない。そんなことを3時間も考えた結果。
そこには、5000ゴールドを稼ぐために、ひたすら最初の街付近で「ゴールドアメーバ」を狩り続けるゲイルがいたのである。
※ゴールドアメーバ
HP32
MP16
獲得経験値1
獲得ゴールド250
これはグリーンアメーバの獲得ゴールド25を考えるとまさに破格の稼ぎモンスターだといえる。ただしゴールドアメーバエンカウント地帯には、低確率ではあるがギガンティックドラゴンが出現。ほぼ1撃でゲイルを葬り去る。
ギガンティックドラゴンが出現したら一目散に逃げ、ゴールドアメーバが出現したら必死に戦う。そんなゲイルを、俺は見たくなかった。
