私にとっての国別の宇野さんのフリーを一枚で表すなら…この写真につきる。
(※写真の無断転載・引用・複製を禁じられているので、リンクを張らせていただきました。)

photokishimoto 世界フィギュアスケート国別対抗戦2021
宇野昌磨 (JPN)
撮影:大内翔太/フォート・キシモト
2021年4月16日

この宇野さんの演技、受け取ったよ。



素晴らしい『Dancing On My Own』を観せていただきました。ありがとうございました。



"I just came to say goodbye" で両手を差し出しかけ、右手だけを残して伸ばした先にステファンコーチがいることと、
演じ終わりリンクサイドに帰ってきて、ステファンコーチに身体ごと預ける宇野さんを、
地上波に映さないのは罪だと思うぞ。テレビ朝日。



フリー直後のインタビューを見、いろんな記事を読み、思ったことは、

宇野さんはこんな時にも状況を俯瞰して見ることができて、いろんな方面に配慮できる人なんだなあということ。
そして、自分に厳しい。厳しすぎる。

カットされている断片しか放送されませんでしたが、↓

「ほんとに、こんな演技ですけれども、
 
僕の、今できるベストっていうのが、とても、恥ずかしいんですけれども、

僕が言えた立場にはないですけれども、チーム戦のことを忘れ、今シーズン良かったなって思える演技を、一人でも多くしてくれたらなと思ってます。」 


全部、困難な状態を楽しみながらフリーも滑れればいいなどと、前記事に書いたけれども、
スピンやステップすら思い通りに動いてくれない靴を宥めながら、気持ちを切らさずフリーを滑り切ることは、大変だっただろうな。
チームの足を引っ張ったと感じて、辛かっただろうな。

でも
慰めでもなんでもないけど
いつも思うことなんだけど

宇野さんの演技はどんなときも
美しいよ。

たとえ、転倒があったとしても、その演技の世界観は損なわれることがない。


今回は悩むことがたくさん重なったと思う。

でも、私も思ってる。

チーム戦のことを忘れ、国別に出られて今シーズン良かったなって、宇野さんが思える日が来ますように。
 

調子の悪い仲間をカバーしながら、力を合わせるのがチーム戦。

優勝だけに価値があるのではないし、
優勝するかしないかで、選手の価値を測ったりしない。



私は、宇野さんが国別に出てくれて、
この宇野さんの、今できる全てを捧げようとする渾身の『Dancing On My Own』を観ることができて、


言葉にできないほど、心を動かされたから。


たとえ、自分ではどうしようもないことが起きても、
怖くても、失うものが予想できても、

逃げずに、
そこに新たな意味を見いだし、諦めず最善を尽くすことを、

この演技に教えてもらいました。




↑ これ読んで、
少し落ち着いているように思えて、安心しました。



良い時も、そうでない時も変わらず応援してる。

ステファンコーチ、宇野さんをお願いします。

それから、
Emmaちゃんの早い回復をお祈りしています。



前記事をシェアしていただき、ありがとうございました桜餅


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