『生涯現役』として・・・髙橋大輔さん | 不確かな未来へ舵を切る

不確かな未来へ舵を切る

日々思うことを、のんびり書いていこうかな

生涯現役という、前人未踏の概念を打ち出した髙橋さん。
もしかしたら、フィギュアスケート界の三浦カズとなってくれるかも?
カズさんは、サッカーという走り続ける競技で生涯現役という、「いやそれ無理でしょ」と不可能に思えたことも実現しているもの。

殊更、若くして引退することの多いフィギュアスケート界。
夢と希望が膨らみます。

怪我と故障にだけは気をつけて。
スケートが好きで、滑ることが幸せで、
髙橋さんがいい笑顔でそんな毎日を送ってくれていることがまた、ファンも幸せで。
スケーターさんの未来とセカンドキャリアも切り開こうと、髙橋さんは精力的にテレビに出てくれている。
ありのままを晒し、自分のダメダメなところも言っちゃう。
カッコつけない。
無防備なほど…。

私は『しゃべくり007』が心配だった。何年か前、ハビエル・フェルナンデスさんと安藤美姫さんが出た時、フィギュアスケーターにリスペクトのかけらもない、最悪の構成で終始したから。
(その時も番組は、ハビエルさんから「脚が好き」という言葉を引き出していました。)
ハビエルさんは日本語があまりわからないので安藤さんが集中砲火を浴びていて、なんでこんなにプライベートに踏み込まれるのか、私は理解できず呆然としました。
フィギュアスケーターだから、こんな展開も許されると思っているのか、と。
明らかに、安藤さんは困っていたもの。
誰かに助けに行ってほしかった。
芸人さんたちの下卑た質問と笑いが、いつまでも続いた。

髙橋さんと村上佳菜子さんゲストの『しゃべくり007』は、恐れていたようにならなかった。
リスペクトもあり、髙橋さんと村上さんの飾らない魅力が伝わってきて、「乗り切った」と私はホッとしました。

今から思うと、進行役の芸人さんたちが男性だったから、髙橋さんへのセクハラに向かうようにはならなかったのかも。
反対に、安藤さんは女性だからあの時、男性芸人さんたちのセクハラの悪ノリがエスカレートしたのかも、と思いました。

そう思ったのは、『メレンゲの気持ち』の進行役が、女の芸人さんだったからです。

進行役の女性が、男性ゲストの髙橋さんを何度も「スケベ親父」と呼んで、時には頭をはたきながら笑いをとったのも、私にはセクハラに見えた。
女性だったからこそ、髙橋さんをなじりやすかったし、軽い調子で冗談交じりに、執拗に絡める。
受け狙いのためだけに。
スケベのレッテルを貼ることで、安易に笑いを取りに行ける。

あれ、番組制作前にアンケートがあったと思う。髙橋さんに。
いろいろな質問の中に、
何フェチですか?
フィギュアスケーターで当てはまる人がいるとしたら、誰ですか?
というのがあったと思う。
そうでないとフリップを前もって用意できないし、髙橋さんに番組の狙い通り答えてもらえないかもしれないから。

アンケートの回答を元に、番組はあのコーナーの構成を組んだと思う。
「脚フェチだ」と告白するように質問を振られ、(「…フェチ?…って言うんですかね?…」と髙橋さんは言ってましたね)
「どんな脚が好き?」と聞かれて、髙橋さんがその説明をしていた時は、それほど危機感は感じなかった。
髙橋さんが全く、性的な興味を語っているようでなかったから。
髙橋さんの説明は「スケベだな!」という司会者の言葉がかぶせられた。

「フィギュアスケーターでいうと誰?」と振られた時、えー何でそこに繋げるの…そこに繋げちゃダメでしょ…と思った。センシティブな問題だから。
髙橋さんも番組が誘導したような性的対象として見てなかったからこそ、(たぶんアンケートに書いたまんま)名前を上げたと思う。
でも、迂闊だった。

誰か助けてよ。
あのコーナーは、最初から髙橋さんをスケベに仕立てて笑いをとるための番組進行だった。
ゲストはそこから逃れることは自分では出来ない…優しい人ほど。
自分を陥しても番組の望むように対応してしまう。
ましてや、大事な『氷艶』の主催者である、日本テレビです。

ジャーナリスト小宮良之さんの、「髙橋大輔さんは性善説から出発している」という言葉を思い出す。

フリップが出てきて、脚が並んでいて、(髙橋さんにとっては)ザギトワさんの脚を当てるというクイズをしているようなていで、(番組的には)好みの脚を選んでいるというすり替えがあった。

髙橋さんと村上さんの様子から、フリップが出てくることは知らされてなかったことがわかる。

ここでも司会者は「(村上さんは)太い」と言わせようと何回もしつこく振っていた。
狙いは、髙橋さんに「太い」と言わせてから、村上さんだったと明かし、笑いをとる予定だったのだと思う。
でも髙橋さんは誘導に乗ってこない。太い太いと遠慮なく言われる村上さんが気づき、苦笑して拗ねてみせて、やっと上半身を明かせた。

なんでそんな展開にする必要があるんだろう。
髙橋さんは説明の際、太い=ダメと言ってなかった。(太腿は細い方がいいのでなく)「むしろあまり細くない方が(いい)。」と言っていたのに。

そこには、髙橋さん、村上さん、フリップにされた女性スケーターさんたちへのリスペクトがなかった。

ヌード写真集を見るのもその日が初めてだった人が、スケベ親父なの…?


何年か前の、『しゃべくり007』の安藤さんも、「こんなことになるとは思わなかった」と困惑していた。
同じように番組の進行に嵌められたと思う。

フィギュアスケーターはまた、消費するためのコンテンツにすぎなかった。


別の局でも以前、フィギュアスケーターがバラエティ番組に出たとき、スタジオでただゲームをするだけなのに、フィギュア衣装を着せられたことがあった。
未成年でも。シニアにさえ上がってなかった女子もいた。
それは、リンクの上で演技をするための衣装なのに。

そうしないと、一般視聴者にはフィギュアスケーターだとわからないから?
多数の芸人やコメンテーターが至近距離で見つめる中、露出の多い格好になる必要、ある?
私はすごく抵抗があった。
きっとスケーターさんにも、あったと思う。

競技会の放送でさえ、フィギュアスケーターは煽りという演出があって酷い扱いを受けることが多いのに、

こんなことで、
あの素晴らしい演技をする髙橋さんを、「最低なスケベ」と吹聴する人も出ることが、残念でたまらない。

でも、あれは、「笑いのオチを作るための番組の演出で髙橋さんが追い込まれた」と、観ればわかる人もたくさんいると思う。
だから、髙橋さんは大丈夫。
私には、マスコミの強引なやり口しか、残らなかった。

マスコミは、もう女性の身体を品評会のように並べて比べたり(男性もだけど)、フィギュアスケーターにリンク以外の普通の場所で、プログラム衣装を強要したりしないでほしい。

番組に人権意識が低く、
フィギュアスケーターにリスペクトが望めない番組作りをするようなら、

出演にあたって、
NG事項を取り決めてもいいかもしれない。
こんな演出は、もうたくさん。
その人を歪めることなく、そのまんまを見せてください。

生涯現役と言ってくれた髙橋さんが、無駄に消費されることなく、大切にされますように。

そしてマスコミに消費されるのは、髙橋さんだけでなく、全てのスケーターさんにとって人ごとでないのに、

ここぞとばかりに、ロシア、アメリカに翻訳して伝える人…、

わざわざ苦境に立たせようとしているようにしか見えない。
何のために、それをしているの?

スケーターさんの不幸を願っているような行為が、いちいち見えるのもとてもしんどい。


…もしもロシアで騒ぎがあるのなら、
大丈夫、モロゾフコーチ、タラソワ女史、ミーシン先生が黙っていない。
「ダイスケはそんな人じゃない」と言ってくれる。
北米は、デヴィッド・ウィルソン氏、シェイ=リーン・ボーンさん、ローリー・ニコルさん。
ヨーロッパはブノワ・リショーさん、パスカーレ・カメレンゴ氏。

スケーター仲間も、世界中にたくさん。

髙橋さんをわかっている人がいるから、
髙橋さんは、汚されない。大丈夫です。