Because とYou Never Give Me ...はなぜ自然につながるのか | 音楽研究者 藤野純也のブログ:てるむじか

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Abbey Road B面の2曲目のBecause と3曲めのYou Never Give Me Your Money、めちゃくちゃ自然に繋がっていると思いませんか?

 

BecauseはKey of C#m You Never Give Me Your MoneyはKey of Am で近親調でもなんでもないにもかかわらずです。

 

この2曲が非常に自然に繋がるのはBecauseの最後のコードに秘密があります。Becauseの最後で鳴り響いている和音は下から D, F,Abの構成音を持つ減三和音(ディミニッシュコード)です。

 

このコードは曲中では ノンダイアトニックコードDと主和音 C#mを繋ぐパッシングコード的に登場していますが、AbをG#に読み替えれば、構成音は D, F G# となり、短調属9の根音省略形(E7-9のルート省略)として解釈できるんですね。

 

D, F G#を構成音として持つ属9の根音省略形をVの和音として持つ調はなんでしょうか?

 

もうお判りだと思います。Key of Am , You Never Give Me Your Moneyの調ですね!