「変に刺激しないために余計なことは言わないように・・・・」
なんて、変な気を使わないで、
普通に、感じるままに接した方が良いです。
親だって緊張する人はする。
「いよいよ本番だね」
そんなことを言ってもいいものだろうか?
いいんですよ。
気を遣って何も話せなくなるよりは全然いい。
普通に心配する。
心配だから口にする。
励ましたいから励ます。
これだけは直前に言いたい注意事項がある。
思ったことは言ってもいいのです。
腫れ物に触るように振る舞うのが一番良くありません。
「いよいよだね」
「全部、力を出しておいで」
「悔いの残らないようにね」
「名前、ちゃんと書くんだよ」
「トイレも忘れないで」
「集中!集中だよ」
「じゃあね〜。いってらっしゃい」
「バイバ〜イ」
鼓舞する言葉でも、力の抜けるような見送りであっても、
その時の親の正直な言葉をかけてあげれば良いのです。
だって、
一番そばでずっと応援し続けてきた親の言葉です。
力にならないはずがない!
試験会場から出てきた子供の表情はおそらく、
全くの無表情か、
グッタリか、
スッキリか。
その様子を見て見ないと、
どういう言葉をかけたら良いのかなんて考えてもわかりません。
でも、
子供の姿を見たとたん、
言葉が勝手に吐いて出てくるんです。
そんなもんです。
だって、それが真実だから。
なんとも声のかけようがない・・・。
なんてこともありますよ。
テンちゃんの時もありましたし。
「お疲れ様。疲れた?」
「うん・・・(無言)」
「よし。本屋さんに行ってマンガ買うか」
「うん」
そんなでしたよ。
第1志望校が不合格で、第2、第3が合格でしたけど、
その差がなんだったのか?
届かなかったのは偏差値の違いだけなのか?
他に何が足りなかったのか?
そういうことは、
親が何か言わなくても、自分でけっこう考えるものです。
物事をしっかり考えたり分析する下地はできているんですね、ちゃんと。
深いところまで考える力は受験勉強のおかげで備わっているので、
親は、変な気を使わずに、思ったまま感じたままのことを言っても大丈夫だと思いますよ。
勘も鋭くなってますし。
子供からの卒業まであと少しです。
最後まで読んでくださってありがとうございました。
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