中学受験と反抗期

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反抗期という厄介な時期が登場するパターンは十人十色です。

 

 

 

 

徐々に反抗的な態度がエスカレートしてくるパターン。

 

子供の心のどこかにくすぶっていたものが、ある日突然爆発してしまうパターン。

 

心の何処かにくすぶったまま、見た目には出てこないけれど、見えないところで密かに反抗を繰り返しているパターン。

 

 

 

 

一番上のように親にとってわかりやすいパターンであれば、対処の仕方もありますが、下の二つのパターンになると、それだけでも厄介なのに、中学受験の時期を重なってしまうと、ひじょーーーに厄介なんです。

 

 

でも、中学受験と反抗期ってのは、実は、かなりあるあるで、受験の真っ最中は、

 

「反抗期?」

 

なんて思いもしないから、いつもの感じで叱ってしまいがちですけど、後になって、

 

「そうか!?あれは反抗期だったのね?」

 

と、気づくことってかなりあります。

 

 

 

 

例えば、テンちゃんは、完全に3番目のパターンで、見た目には全然反抗してないんだけど、実は見えないところですごーく反抗(犯行)してたのでした。

 

 

 

 

あれは、昨年の夏頃でしたか・・・・・。

 

ある晩のこと。

 

奥さんが、

 

「ちょっと聞いてくれる?」

 

「なに?改まって」

 

「実はテンちゃんがね〜。どうしたもんかと・・・」

 

「なになに?なんなんだい?」

 

「3ヶ月前くらいから、突然、わたしの化粧品がなくなったり、ブラシや整髪料がなくなったりしてたじゃん。覚えてる?」

 

「おお。覚えてる覚えてる。知らない間に誰か家に侵入してるのかな?ストーカーだったら怖いね、なんて話したね」

 

「あれね、全部、テンちゃんが隠してたんだよね」

 

「テンちゃん?なんで?あれ?だって、テンちゃんにも聞いてたよね。ブラシ知らない?って」

 

「そう。本人も知らないって言ってたじゃん。『ストーカー怖い〜!』って。あれ、演技さ」

 

「えーーーーーーーー!!!・・・・・・・うまいじゃん」

 

「ねー。うまいよねー。やるわ、あいつ」

 

「で?なんで?」

 

「わたしに勉強のことであれこれ言われて、ムカついた時に仕返しで隠してたんだって」

 

「わかりづらいわっ!!」

 

「そうなのよ。なにその回りくどい仕返し」

 

「どうして発覚したの?」

 

「部屋の棚をそうじしろ!って言ってもあまりにやらないから、掃除したんだよね。そしらた一番奥から出てきたよ。たくさん」

 

「たくさん?」

 

「そう。たくさん」

 

「溜めてたんだね〜。根に持つタイプか〜。君に似てるね」

 

「でもわたしは隠したりしない。そんな陰湿なことはしない」

 

「あいつ、以外とウェットだな〜。わたしも何か隠されてるのかな?」

 

「パパにはやってないって」

 

「聞いたの?」

 

「聞いたよ。パパは?って。パパにやったらパパはすぐに気づくからやらないって。バレたらすごく怒られるし」

 

「確かにね。わたしは気づくな。しかし、奴のそんなところには全然、気づかんかったな〜。まだまだ奥が深いな、人間は」

 

「闇だよ闇。奴もちゃんと闇を抱えてるよ」

 

「思春期ってやつか?」

 

「普通に反抗期じゃない?」

 

「ああ〜。反抗期ね〜。だったらちょっと安心だけどね」

 

 

 

 

 

そんなこと、ありました。

 

だからと言って、我が家は、その反抗期が受験には悪影響することはありませんでしたが、しっかり影響したご家庭もありました。

 

 

 

 

それが鮮明に出るのは男の子ですよね。

 

 

知人の男の子は、以前は目がキラキラした可愛い男の子で礼儀正しかったのに、6年生になる前あたりから会っても挨拶をしなくなり、髪型も前髪が両目にかかるようになり、ちょっと斜に構えるというか、絵に描いたような反抗期に入りました。

 

 

もともと頭の良い子なので、普通にやれば開成、麻布も夢じゃない。

 

でも、ガムシャラにやる姿ってのがどうもカッコ良くない。

 

そう思っているようで、母親がいくら言ってもやる気を見せない。

 

父親は、そもそも中学受験には大反対の人で、全く我関せずでした。

 

 

しかも、6年生になって大好きながゲーム禁止になったことで、完全にふてくされてしまったのです。

 

以前も同じような男の子のことを書きましたが、この子はまた別の子です。

 

そういう意味では、男の子とゲームというのは、なかなか侮れない関係のようです。

 

 

昨年の今頃になっても、やはりやる気を見せてくれず、母親はほとんど諦めてしまいます。

 

 

反抗期ですから、当然、怒鳴って叱ってもダメです。

 

 

ただ、本人だってわかっているんです。

 

行きたい中学に行くためには勉強しなければいけないってことくらい。

 

 

でも、どうしても反抗的な態度を取ってしまう。

 

母親の言い成りにはなりたくない。

 

だって、カッコ悪いから。

 

 

じゃあ、どうすればいいのでしょうか?

 

 

 

冬休み、母親は息子としっかり向き合ったそうです。

 

そして、

 

「ゲームは好きなだけやっていいよ。その代わり、お願いだから勉強もちゃんとやって。わたしも折れる。だから、あなたも折れる。どう?」

 

 

 

その直後から、その子はすぐに代わったそうです。

 

「ウソでしょ?」

 

って、くらい勉強するようになりました。

 

ゲームはやっても1日1時間くらい。

 

 

「ゲームをやらせてくれないんだったら不合格になってもいいやって思ってた。それくらい僕に取ってゲームは大事なんだ」

 

そう言ったそうです。

 

 

そして、その子は見事に第1志望校に合格しました。

 

 

でも、だからと言って、直前にやったからと言って超難関校に合格するほど中学受験は甘くありません。

 

「たぶん、やってないふりをしてたんだと思う。じゃないと受かるはずないもん」

 

その母親はそう言いました。

 

 

「そこまであえてやってないふりする?」

 

 

そう思いますよね。

 

でも、それをやってしまうのが、反抗期というものなのかもしれません。

 

 

「対等に認めて欲しかったのかな?」

 

「母親と子供ではなく、人と人、みたいな?」

 

「たぶん」

 

 

 

 

いや〜。子供、深い!

 

 

面倒臭い!

 

 

 

そういうのもひっくるめた上で、たった1年間でいろんなことが起きるから、中学受験は難しいし、語り出すといろんなことがあるんだな〜って、つくづく思います。

 

 

 

さあ!気張れぇ。

 

 

 

最後まで読んでくださってありがとうございました。

 

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