先日、私の教えている小学3年の生徒が初めて算数オリンピックのキッズBEEに参加してきました。
算数オリンピックとは
小学生・中学生の才能発現の場となることを目的に開催される算数と数学のイベントで、
大会の種目には
★算数オリンピック大会
国境、言語、人種の壁を超えて、地球上すべての子供たちが、算数という万国共通の種目で、思考力と独創性を競い合う大会
●参加資格と出題内容
小学生ならだれでも参加できますが、主に小学6年生を対象。
原則として出題問題は5年生修了を目安としていますが必ずしも文科省の指導要領に準拠するとは限りません。
★ジュニア算数オリンピック大会
多くの小学生に算数を楽しんでもらうために、1997年より5年生以下を対象としたジュニア算数オリンピック大会
●参加資格と出題内容
小学5年生以下ならだれでも参加できます。小学6年生は参加資格はありません。原則として出題問題は4年生修了を目安としていますが必ずしも文科省の指導要領に準拠するとは限りません。
★広中杯
世界数学界最高の栄誉であるフィールズ賞受賞者で、算数オリンピック会長広中平祐京大名誉教授にちなんで2000年に創設された大会
●参加資格と出題内容
中学生ならだれでも参加できますが、主に中学3年生を対象としています。
原則として出題問題は中学3年生1学期修了を目安としますが、平面幾何(相似)に関しては、この限りではありません。
★ジュニア広中杯
●参加資格と出題内容
中学1年生および2年生が参加できます。(ジュニア広中杯は中学3年生および小学生は参加資格はありません)。
原則として出題問題は中学1年生修了を目安。
があり
「キッズBEE」はその中の種目の1つで、
2009年に、算数のおもしろさを身に付けてもらうために、小学校低学年を対象としてスタートしたそうです。
参加資格は、小学1年生~3年生を対象としています。
小学1年生~3年生を対象としていますが、問題は易しいものではなく、中高一貫の適性検査でも出題されそうな良問ばかりです。
これから数回に渡り、2017年に出題された問題を紹介したいと思います。
中高一貫校の受検を考えている方は是非、挑戦してみてください!
※実際の問題用紙は、カラーでかわいいイラストが描いてあります。
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■問題1
ある国には+、-、×、÷の4つほかに▲と●という計算記号があります。
この記号を使って計算をすると次のようになります。
3▲1=3
3▲2=9
2▲3=8
3▲3=27
1●5=5
2●3=4
3●3=5
4●5=8
この国では下の(1)と(2)の計算は、それぞれいくつになりますか。
(1) 4▲2=?
(2) 5●6=?
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■問題2
50cmの長さの棒を、10cmの長さの棒5本に切りわけます。
1本切りわけるのにのに4分かかり、1本切りわけるごとに1分休みます。
5本に切りわけるのに、合計何分かかりますか。
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問題1、2は易しいめです。
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