おシリアス | テジナ
オナラの語源は「お鳴らし」に由来するらしい。
なるほど、と真剣な面持ちで深く頷いた。



それでは何故オナラを別の呼び方で屁と呼ぶのか。
音だろうか?いやしかし、それであれば「部(ぶ)」もしくは「分」なんかの方が非常にしっくりくる。
放つ前は体の中の一部であったわけで、あるいは元々体内にあったものを外気に分かつという意味でこちらの方がぴったりなのではないだろうか。








気になって調べたところ、そもそも屁というのは音のしないオナラのことを指すらしい。
確かにそうだ。
最初に述べた通り「お鳴らし」が変化してオナラになったわけだから、音がしないのにオナラと呼ぶのは間違っている。














では何故、屁と呼ぶようになったのか。
それは江戸時代まで遡る。
開国後の日本ではアメリカ人との交流が増えた。
屋敷に招き、会食をすることで新しい文化に触れたのであった。





ある日、とある外交官が記録係の書記と通訳を連れてアメリカからの客人たちと会食をした。
和やかなムードの中で食事を終えた後に談笑の時間が訪れた。
そんな中、突如部屋に漂う異臭。
あまりにも臭いオナラの匂い。
しかしオナラの音は誰の耳にも聞こえていなかった。

部屋を見回すと頬を赤らめている人物がいた。
そんな彼を指差してアメリカ人が一言、「He」。
(彼がこいたのだ)、と。






その時のことが書物に記された。
数日後その書物を見て、一部分だけ英語で綴られた「He」の文字を目にした英語に関して詰めの甘い知識人が「ヒー」ではなくそれを「へ」と読んでしまい、音のないオナラのことを「へ」と呼ぶようになったという。
それに「屁」という漢字があてられたのだ。





こうして会食の時のシチュエーションから、屁という言葉が生まれた。
勘違いで生まれた言葉は現代にも数多く残っている。
誤った解釈でできた言葉とは言え、それなりのドラマがあったとなると、なんだかロマンチックな気さえする。

















と見せかけて、屁という言葉の由来については僕が創り出したフィクションだけれど。
















ついにW杯開幕!
頑張れニッポン!
















大坪