在宅医療にまつわるさまざまな誤解について、解説いたしました。
在宅医療は「人生の最期だけかかわる医療」では決してないということ、
病状が重いと受けられない、 病院と比べると十分な治療を受けられないわけではなく、手術や放射線治療など一部の高度な医療を除けば、在宅医療は病院とほとんど遜色はないこと、
家族が高齢、または日中不在、あるいはそもそも同居家族がいなくても在宅医療を受けることは可能です。
通院を続けて診てもらいたい医師がいれば、通院治療と在宅医療を並行して行うことに何の問題もありません。
在宅医療を始める際に、看取りの場所を決めておく必要はありません。
「最期は病院で」という本人や家族の希望があれば、そのように対応します。
が、在宅医療が困難なケースがあるのも事実です。
本人が病院での治療を希望していたり、同居する家族が自宅での看病・介護に強い不安がある場合は、在宅での療養は継続が難しいことがあります。
体調に変化があったときに救急車を呼び、入院したまま在宅へ戻れなくなる例もあります。
しかし、これらのケースはまれで、
基本的にはどのような状態の患者さんでも、また家族がどのような状況でも在宅医療を選択することが可能です。
「在宅医療」他人事ではございません。
「ブログを見た」と言っていただければ結構です。
どうぞお気軽に、ご相談ください。