前回はアメリカ大統領にも歯並びが悪い人がいたことを発見した。ルーズベルトの就任時(1933年~1945年)はいまから約75年前。当時のアメリカ人はいまよりも歯並びに寛容だったということがわかる。ルーズベルトが歯並びを隠すことなく勝利のスマイルを堂々と見せていることがその証であろう。
さて、今回はさらにさかのぼるのだが、ルーズベルト以前、歯並びはアメリカ人にとって重要視されない問題となっていたのだろうか。
■31代 ハーバート・フーヴァー
いくら探しても歯を見せている写真が全く見つからない。
あ、笑っている!(写真右側)と思い期待したが、やはり歯はみせていないのだ。結局彼の歯並びは確認できなかった。
■30代 カルヴァン・クーリッジ
彼もまた歯を見せて笑わない男だ・・・。
どんな場面においても口を結んで笑ってる(大統領は正面の野球選手と握手している男性)
妻は歯を見せて笑っているというのに、大統領はここでも油断せず歯を見せない。フーヴァー同様彼も歯並びがわからずじまいだった・・・。
■29代 ウォレン・ハーディング
フーヴァー、クーリッジと全く歯並びがわからない状況が続き、期待のハーディング選手。彼はどうだろうか。
やはりだめだ。彼も同じように歯を全く見せないのだ(写真右から二番目)。
そして、この三人(フーヴァー・クーリッジ・ハーディング)の古い写真を見ていてふと気がついたことがある。家族との写真、何かの祝典、など女性は歯を見せていても男性は歯を見せていない。この時代は男性が歯を見せて笑うのが嫌がられる時代だったのだろうか。
■28代 ウッドロウ・ウィルソン
もし「男性は写真の前で歯を見せてわらってはならない」という推測が正しければ、もはやこれ以前の大統領の歯並びを確認するのは無理であろう、と半ばあきめていたところ、あっさりと下の写真を発見する。
こんな切手まである。左の犬歯が曲がっており全体的にがたがたしている。写真をもとに切手の絵を描いたと思われるが、その際歯並びも修正して描くことも可能だったはずだ。それなのにやっていないところを見るとやはり歯並びをこの時代の人は重要視してなかったからかもしれない。彼のおかげでこれ以前の大統領の歯並びを見ることはまだ可能かもしれないとやるきを持ち直す。
■27代 ウィリアム・タフト
写真右側の男性がタフト大統領である。かろうじて歯が見ているのがこの写真。ほんの少ししか見えないが、歯並びはわるくなさそうである。
左は28代大統領のウィルソン。やはりウィルソンは歯並びがよくない(前歯が黒ずんでいる?)のに歯を見せて笑う。あまり気にしてなさそうだ。
つづきはまた次回。

























