今までの記事と反対のことを言っていますが それも説明します

盛大にネタバレがあります

 

 

第4話をプレイした後 1話から4話までやり直してみました

すると これがとても面白いのです

 

但し前提条件があります

1.銀色のノートが書いたことを現実にする という機能があることを知っていること

  フォステイルがどうのこうのは どうでも良いです

2.パクレ警部がそのノートを持っていると知っていること

  銀の丘の扉も どうでも良いです

3.パクレ警部は小心者で中二病で 気の弱いクズ人間なのに 夢想の中では自分を大きく見せたがり その夢想で銀色のノートに「創作」したことを知っていること

4.1話から4話までクリアしており 出てくる登場人物の正体を知っていること

  ボンドル少年やイレイザーのことですが

5.シナリオライターはその「不思議なお話」をあえて詳しい説明をしないという方針で パクレ警部の事件簿を作成したことを知っていること

  安西Dや成田氏についてはこの際どうでも良いです

 

 

では始めます

パクレ警部の事件簿第1話 改修任務 第291号

 

まずオルフェアの民家でボンドルに話しかけます

ボンドルはパクレ警部の夢想の産物なのでパクレ警部を賛美します つまりパクレ警部が自身のうぬぼれ評価をボンドルに言わせているわけですね

 

ボンドルは「ギャンドル父ちゃん」と言ってますが そのギャンドル父ちゃんは無言

 

ボンドルの情報に従ってジュレットの酒場に行きます

とこなつココナッツは今までの名物ですが 新作ココナッツカクテル が発売されたようです

パクレ警部はそれを飲んでゴキゲンになって暴れて店の置物を壊して逃げたとか

カクテルと言うからにはアルコールでしょうか それを飲んで酔っ払って暴れて置物を壊したのでしょうか そして弁償もせずに逃げて行った

 

ケリーヌにパクレ警部の行き先を尋ねると 弁償したら教えると言う

このケリーヌという女 八つ当たりも良いところです 弱みに付け込んで弁償を要求します

物語が進むとパクレ警部の落としたノートを勝手に読んでバカにします しかもプレーヤーに中を読めと言います ひどい女です

シナリオライターはケリーヌをこんな性格にしたかったのでしょうか そうする必要があったのでしょうか 単にストーリーの時間稼ぎ(フニモニウムを取りに行かせる)だけなのでしょうか

 

フニモニウムという材料の名前が出てきます

これは一般名称なのかそれともパクレ警部が夢想した材料なのでしょうか

この材料名は過去に出てきたことがありません なので現時点の私はパクレ警部の夢想なのではないかと思ってしまいます

 

フニモニウムは モニュっとした手ざわりだそうです

そういう材料に心当たりが!

これってゴブル砂漠東にある謎の半球体から採取した物質では?

 

もう一つ疑問

4.4PVのなかにパクレ警部の事件簿の映像が出てきます

銀の丘の扉 フォステイル そして

謎の半球体そのものです

しかし実際に公開されたストーリーでは出てきません

想像ですが4.4PV作成時は謎の半球体と絡めるストーリーだったのではないか 何らかの理由で半球体は取りやめになった

フニモニウムはその名残かもしれません ルルティマの言うことでは この世界の物質ではないとのことです(実際にはスターキメラがドロップするのですがw)

 

もしシナリオライターがフォステイルのノートつまり時空監察機関ケイブと 半球体を結び付けようと考えていたなら 世界観を大破壊する 大愚挙でしょう

今回以上の大炎上になったに違いありません

さすがに安西Dや成田氏が止めたのではないかと想像します

つまり

今回のパクレ警部の事件簿1話~3話は シナリオライターのもっともっとひとりよがりの大言壮語的な整合性が無茶苦茶な酷い内容を大人(安西Dや成田氏)が修正して やっとこの程度に抑えた ということでは無いでしょうか それでも炎上したのですが

もちろん 私の勝手な想像なので実際はどうなっていたのか分かりません

 

でもPVでは半球体は有った 実際のストーリーでは無くなっていた それの説明は有りません

途中で修正がかかるということは有りうることですが PVまで作っておいて無くすということは相当のことがあったのではないでしょうか

 

PV公開は2018年11月28日 Ver4.4公開は2018年12月5日パクレ公開予定は2019年1月中旬~下旬 パクレ公開は2019年1月15日

PV修正することが出来ないほどの突貫工事で内容を修正していたのではないか 正月休みを挟むので1~2か月しか時間は無かったはずです

 

安西Dはパクレ公開したとき 内心不安では無かったのか 炎上したとき あぁやっぱりと思ったのではないか

など 私の妄想が膨らみます 私が銀色のノートを持っていなくて良かったw

 

余談ですが 以前からずっと思っていることがあります

謎の半球体と呼ばれていますが あそこにあるのは「球体」が半分砂漠に埋まっているものでしょう 埋まっている量が違うから高さに差があるのでしょう

まさか本当に「半球体」が砂漠の上に乗っかっているだけでは無いですよね

 

ここまで書いて執筆時追記

パクレ警部が謎の半球体について後の話で言及しているようです 1話では出てこなかったので忘れていました この記事の続き(その2 その3)で考察します

 

 

ストーリーに戻ります

スターキメラを倒してフニモニウムを手に入れます さてこのドロップは妄想の現実化かあるいは元からの現実なのか

パクレ警部は王都カミハルムイ南に行ったそうです

酔っている?割にはしっかり正式名称を使います しかも南も付けます

 

カミハルムイの民家(ミンカ)でセンカに会います (うーっくっくっく)

忘却の夢キャンディというアイテムが出てきました これは現実か妄想か

 

母親のハマユリに話しかけます

来ていないそうです

もう一度話しかけると

追い出されます

これはシナリオライターが下手ですね ストーリーを進めようとして無理やり追い出しにかかります

ドラクエ的には 「お見えになっては いませんわ」をループさせて この民家のイベントは終わったことを悟らせて 仕方がないから帰ろうと自発的に思わせるべきです

 

そして出ようとするとイベント

パクレ警部登場

石の通信機です しかもプクリポの耳では無いところに当てています きっと骨伝導でもしているのでしょう (この場面も突っ込まれていましたね)

なぜ石なのか パクレ警部的にはあの洞くつでミストガンは凝って作ったが通信機までは手が回らなくて転がっている石をそのまま使ったのでしょう 銀色のノートに一文 高性能な通信機と書いておけば良いものを

 

パクレ警部は優秀(という設定)なのでなんでも知っています

でもキャストが決まっていなかった助手候補(プレーヤー)の名前をいつどうやって知ったのでしょう 銀色のノートのアドリプ?サービス?

 

ミストガンで撃たれます

ここで気を失うのは妄想の現実化でしょう つまりノートの力です

 

気を取り戻すとパクレ警部が用事を終えて出てきたところです

手には忘却の夢キャンディを持っています

 

パクレ警部はすかさず少年の手紙を素早く奪い取り 屋根に飛び乗ります

 

あまりにも素早いので すぐには無くなったことに気が付かないほどです

 

それほどまでにパクレ警部は(夢想の中では)優秀なのです

 

 

ワガハイはこんなに優秀なのに弟子は取らない とてもニヒルでかっこいい 俺!

そして颯爽と去っていく かっこいい 俺!

 

 

オルフェアへ戻ってボンドルに報告に行きます

実はこのボンドルに報告するシーンが 第1話の中で一番面白いシーンなのです

 

報告しに民家に入るとギャンドルが話しかけてきます

 

ボンドルも話しかけてきます

 

はいと答えると ギャンドルは一瞬プレーヤーの視線の先を見ますが すぐに視線を戻して プレーヤーとの会話を続けます

 

ギャンドルは言いたいことが終わったので後ろを向きます

そしてボンドルがまた話しかけてきます

プレーヤーはボンドルに弟子入りの話が断られたことを告げます

 

するとギャンドルが呆れた顔で言います

さて 「お前」とはだれを指すのでしょう

ボンドルはギャンドルを睨みつけてますね 尊敬するパクレ警部への弟子入りをバカにされて怒ったのでしょうか

 

ギャンドル「もしかして パクレの野郎に どこかで 会ってきたってのかよ?」

ボンドル「ねぇ お姉ちゃん。参考までに パクレ警部が どこで 何をしてたのか 見てきたことを ぜーんぶ 教えてくれる?」

 

プレーヤーはジュレットの酒場のことを話します

 

ギャンドル「はあ? パクレの野郎が ジュレットの酒場で あばれてたってか? そいつは 初耳だなぁ。」

ボンドルは推理します

ボンドル「ふ~ん。パクレ警部が 酒場の置き物を 壊しちゃってお姉ちゃんが 代わりに 弁償したんだね。」

「でも なんで そんなことに なったのかな? 追いつめた犯人と 現場で格闘の末 巻き込んで 壊しちゃった……とかかも。」

ボンドルはパクレ警部を心底尊敬しているので 置き物を壊したのはなにか理由があるはず と考えます ボンドルはパクレ警部の夢想の具現化なのでボンドルの考えはパクレ警部の夢想の中の自己弁護です

でも パクレ警部は壊す前から 置き物を壊すと銀色のノートに書いていたのか あるいは酔って?壊してから 言い訳できる適当なストーリーをノートに書いたのか

 

次にプレーヤーはカミハルムイでパクレ警部に会えたことを話します

 

ボンドルは驚いたような顔

 

ボンドルの推理

ボンドル「……ふんふん。警部は お姉ちゃんを 眠らせている間に その家に 入っていったんだね。」

「そして 何かをもって 出てきた……と。」

「それ なんだろうね? もしかして その家は 凶悪な強盗犯のアジトで 盗まれたものを 取り返しにいったとか……?」

忘却の夢キャンディ 凶悪な強盗犯www

ボンドル「……あっ。家宅捜査ってヤツじゃないかな。 きっと 証拠品を押さえて 強盗犯を バッチリ 捕まえる気なんだよ!」

ボンドルはぶれません

 

 

 

キラキラ キラキラ 目を輝かせるボンドル

 

 

パクレ警部の書いたストーリーはボンドルとプレーヤーのやり取りのみ その場所にたまたまギャンドルが居ます

ギャンドルにとっては見えて話しているのはプレーヤーのみ ボンドルは見えていません

プレーヤーはボンドルとギャンドルの両方を認識しています ギャンドルは現実の世界 ボンドルは夢想のストーリーの世界です それが同時に進行します

ボンドルはギャンドルを認識しています 言っていることも聞こえているようです しかしノートのストーリーには無いため積極的に関わることは有りません 話をするのはプレーヤーのみです これもノートのアドリブでしょうか

プレーヤーの行動や言ったことはボンドルもギャンドルも認識しています しかしギャンドルにはボンドルが見えていないので プレーヤーが言ったことは自分に対して言ったことだと思ってます

 

このような3者のそれぞれの状況で このシーンが進みます

一見不可解な行動をそれぞれが取っているようですが 実はこのシーンは緻密に計算された行動・発言になっています

最初プレーヤーがボンドルに答えたとき ギャンドルはプレーヤーがどこに向かって言っているのか不可解に思ったのでしょう なのでプレーヤーが相手をしているであろう場所を見る しかし何もない それで視線をプレーヤーに戻し話の続きをする

ギャンドルの視線の動きも ちゃんと計算されています 適当にやっているわけでは無い 3人の認識というものをきちんと設定したうえでの演出です

 

そう理解したとき この演出は凄い と思いました

 

だったら最初ボンドルと会った時の 「ギャンドル父ちゃん」という発言は何だったのか

パクレ警部の夢想したストーリーにはギャンドルは出てこないはず

銀色のノートのアドリブだとしても 積極的にギャンドルとの関わっていることは示さないと思います その後もギャンドルを睨みつけることは有っても徹底的に無視して行動します

私はこう考えます

シナリオライターが 最初のボンドルとの出会いにおいて 夢想の現実化であるボンドルのリアリティを増すため プレーヤーに対してミスリードを仕掛けた 結局ギャンドルには子供は居ないと言うのですが ギャンドルとボンドルどうなってるの? と混乱させるためにそう言わせたのだと思います

ストーリーの途中では不可解で混乱することもあるが 最終的に納得してすっきりする

それが無理なくきちんと説明出来ていれば良いシナリオです

「ギャンドル父ちゃん」という言葉にはそれが感じられません

全てが終わった後でも 不可解な言葉です

 

 

この記事の最初で述べたように あの5つの前提条件を把握したうえで パクレ警部の事件簿をプレイすると それぞれのシーンが興味深く面白く 時には感心させられます

 

が その前提条件なしでこの物語をすればわけが分かりません

しかもキャラクターズファイルのコンセプトは 「アストルティアの今」 です

以前の記事にも書きましたが この物語は「力量不足」で失敗したのでは無く 進む方向が全く違っていたためです

力量不足ならバカにされるだけで炎上することは有りません 炎上したのは物足りなかったためではないということを 運営の人には理解してもらいたいものです

 

 

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