こんばんは、川崎です。
コピーで演出しなければならないこと。
それは、「情熱的な一瞬」です。
というのも、あなたもそうかもしれませんが
人は「この商品が自分に必要だから買った」
とか、「もう前のが使えなくなったから新しい
のを買った」と言ってモノを買ったと思っています。
ですが、それは残念ながら間違い。
本当は無意識のうちに「あ、これが欲しい!」と
思いそれに必要な理屈を”後付け”しているんですね。
つまり、
「感情でモノを買い、理屈でそれを正当化」
しているんです。
もしそうでなければ、ベンツは必要ないし(動く
車はいくらでもある)、ダイソンもいりません(
使えて安い掃除機はいくらでもある)。
これらを必要とさせるのが「感情」
なんですね。
そして感情を揺さぶるのが情熱的な一言です。
つまり、私たちコピーを書く側は、
この感情を言葉や写真などで想像させて
それをうまく理屈で正当化できるように
しなければなりません。
たとえばiPodを例にだしてみましょうか。
~~~~~~~理屈ver.~~~~~~~
このiPodは色が白と黒の2色から選べ
重さは約300g。
32GBで約10000曲が入ります。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~
細かい数字は適当ですが、どこか無機質な
感じがしませんか?
パンフレットの一部。みたいな。
では、次は感情に訴えかけるバージョンです。
~~~~~~~感情ver.~~~~~~~
もう大量のCDを持ち歩く必要はありません。
iPodにあなたの音楽ライブラリの全てが
入ります!
~~~~~~~~~~~~~~~~~~
どうでしょうか?
発売当初であれば、「なんじゃそりゃ~!」
と欲しくなるようなコピーですよね。
なので、お客さんが望んでいるのはこの
感情バージョンのコピーなんですね。
お客さんはいつも退屈しています。
なので、ワクワクさせてあげてください。
そして、そのあとに理屈verのコピーを
付け足してあげて正当化のための理由を
あげるんです。
この「感情でモノを買い、理屈でそれを正当化する」
という言葉を今日は覚えておいてくださいね。
☆今日のまとめ
人は理屈でモノを買っていると
思っているがそれは誤り。
人は、
「感情でモノを買い、理屈でそれを正当化する」
なので、感情に訴えかけるコピーを書くこと
がコピーライターの仕事である。
1つの単語からどういった感情がでてくるの
かを考えてみよう。
いつも最後まで読んでいただき、
どうもありがとうございます。
大感謝です!
川崎達郎