6年間って、あっという間でした。
小さい頃、音楽教室に通っていたのですが、音楽教室提供の缶の蓋のような入れ物に五線譜がひかれていて、先生の言う音をマグネットで出来た音符を置いたのを今でもよく覚えています
女の子が多かった気がしますが、あの頃は運動も勉強も音楽も
大抵は女の子が先に進んでいたような印象を私は持っていました…、というか勝てないなと感じていました
それでもピアノの前に生徒が並んで、先生の弾く音を目をつぶって手を挙げて答えるのです私は音を聴き分けるより、次はこの音を聴くんだろうな??と勝手に推測して言うと大抵間違ってしましたそれぁそうですよね
発表会もあるので、それぞれ役割が決まっていくのですが、主要パート(主旋律)は大抵良くできる女の子でした。そして次も先生の言う通りオルガンを弾き熟す男の子。顔は忘れましたがそんな配置だった気がします
そして私はいつも大太鼓音楽教室に通って発表会は大太鼓って・・・才能ないと言われているようなものですが、まじめに引き受けて叩いていたような気がします
親はきっと恥ずかしかったんだろうなと思いましたが、私は案外太鼓叩くのが楽しかった記憶しかありません
リズム感があるとか、音程を聴き分けられるとか、大人たちが何とか辞めさせないように「よいしょ」してくれたのが、子供ながらに感じていました
小学校時代ブラスバンドをやってみたり、高校生時代流行っていたバンドを組んでみたりはしましたが、多くの時間アスリート系の運動にかなり力を入れて取り組んだので、大人になるまで音楽からは離れていました🎼
しかしある時バイオリンの音に出会ってしまって、自分の大きな支えが一つ増えました🎻それは本当に突然に自分の脳内を支配して、こんな世界があるんだと引っ張り込まれることになったのです
最初は感覚的に好きな曲を徹底的に集めて聴き、YOU TUBEで追いかけ、コンサートを聴きに行きクラシックの魅力に取り込まれてしまったのです
そして聴いているだけじゃなくて、自分でも弾きたい、自分の気持ちや世界観を伝えたい、多くの国へ行ってその曲の良さを共有したい・・・そんな強い思いからレッスンを受けるようになりました♬
勿論きっかけはある音楽家の方に、ある曲を聴かせる約束をしたことではありますが、自分の可能性を自分なりに試してみたいと思って飛び込んだのがいまの教室です
そして2017年に先生と出会いました生まれたばかりの赤ちゃんが最初に見た親の顔のように、私にとって経験のないクラシック音楽を始めて教えてくれた人です。音楽に関しての親のようなものです
そして雨の日も、雪の日も、台風の日も、雷の日も・・・、先生に教えて頂けるからこそ通えました焼き焦がされるような暑い日も、凍ってしまいそうな寒い日も、バイオリンの事を考えれば苦ではありませんでした
今日のレッスンでバッハの「2つのバイオリンのための協奏曲」を先生とガチで一緒に弾きました途中、楽譜が滲んで見えない感じになりましたが、必死にこらえて最後まで弾きとおせました
ずーっと弾きたかったこの曲。最後先生と弾けたのはいつまでも忘れない気がします。「これまでよく頑張ったね」と労ってくれました。
私が選んだ事なのです。もっと上手くなりたい、もっと集中したい、もっと違う環境に身を置いて進化したい・・・、そんなわがままを先生は聞き入れてくれました。「君の選択が一番良いはずだ」と背中を押してくれました。「でも寂しくなるね」とも言ってくれました
迷いに迷った結果、新しい先生に教えて頂くことになりました。オーケストラの団員を生徒に持っていたり、ご自身も現役でオケのコンサートや、室内楽をこなされていらっしゃる方です。
相性やレッスンが合う合わないはこれからあるかもしれませんし、進化出来ないかもしれません。それでも進化したい可能性を重視しました
今まで先生に甘えていた自分だと変われないだろうし、自分の目標に近づくには、大きな転換は必要だと考えて今回の事に至りました
クラシック音楽を、バイオリンをもっともっと知るために、もっともっと好きになるために新しい環境に入ろうと思いますスタートは3/4から新しい先生と、新しい旅に出ます🚢
Mr.H先生。今まで本当に有難うございました。今の私は先生が創ってくれたアマチュア・バイオリン奏者と言って良いでしょうか?また教えて頂ける日を楽しみに、また「上手くなったね」と言って貰えるよう精進しますね
Good Luck