つづき

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・ 知識社会の人生設計
 「知識社会とは、知識のあるものが知識のないものを搾取する社会」
 知識の差異から富が生まれる
 知識が大衆化して安価になる
 情報が幾何級数的に膨張する
 知識/情報を自分用にカスタマイズする必要性

  ※ 生活保護支給でさえ
    ① 正しい要件を自ら満たせるように準備し
    ② 正しく書類を記入し必要な証明書類を準備し
    ③ 窓口で必要性を説明できる

上記の手順をふむ必要性がある。これが出来ない人は受給できる人よりも困窮していたとしても生活保護を受給することが出来ない。


・ 国家としての経済成長は難しくなる(「経済成長」できるのは、製造業中心の生産モデル)
 農業は豊かさに比例して消費が増えるわけではない分野
工業製品、例えばPC、携帯電話等は1人で複数台人によっては10台程度持つ人も珍しくないが、食べ物を10人分食べられる人はほとんどいない


 成熟社会の成長が止まるのは日本も欧州も同じ
農業 → 工業 → と進が次がないのでここで止まる


 IT産業は雇用を生まない
トヨタ・日立のように大量の人が必要ない。

GoogleやらAppleは1万人の労働者よりも1名の有能な技術者の方がよほど役に立つ

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知識社会と言っても、今になって移行しているものでもない気がする。

だって、節税スキームだって、法律だって知っていれば活用できるが知らぬが負けの世界だからだ。


でも、より感度良くより広くより深く知る必要が出てくるのかもしれない。

なぜなら、情報を検索すればいくらでも出てくる時代だ。

知らない方が悪い。

となると、みんな情報武装してくる。

差別化するには情報を知識として必要な要点を理解していないといけないのかもしれない。


確かに工業製品(テレビは4台もっているとかざらだが)、お金持ちだから毎日ランチ4人前食べている人はいない。


となると工業製品の購入は限りがないが、農業製品は限りがある。

この理屈はわからないではない。


でも、ここで疑問。

既存の工業製品の性能を高めるには限界にきているが、農業製品にはまだまだ「ウマイ」の余地が多分にあると思う。


みんながおなか一杯になったあとの農業製品は質を高めるというのはあれ、量を食べるのはなくなる。


あれっ?世界が豊かになれば、間違いなく日本の食べ物はワールドクラスにうまいから、TPPで日本の農業は最強になるじゃん?ということもあるのかもしれない。


農業 → 工業 →このあとはサービス・金融・ITとか?

と言うことになっていると個人的には理解している。

しかし、ここはまだ模索中なのかもしれない。


ITは雇用を生まないというのはまぁ言わんとしていることはわかる。

だが、ITの下働き(サーバーの監視だとか、トラブル対応だとか)こういう分野はやはり人海戦術だ。そうは言っても、雇用は生まれる。


そもそも自動車だって、設計している人・デザインしている人一人の方が1万人の労働者よりもよほど価値があるとか言っちゃうと同じ話だ。


付録はどうでしたか?というのをいただいた。

付録の内容はオプションの説明やボラティリティを取引できる商品の紹介など。


危機における資産の保全がテーマの著書だったが、危機においてどういう稼ぎ方があるのか?というのをまとめたチャプターだった。書いたものは読まれないと意味がないとお考えなので。

そのうち、橘さんご自身がアップする気がする。感じです。