発展途上国と呼ばれていた国が先進国化する動きは世界的なものだ。
もはや、発展途上国でもそこそこの経済規模に達した国の首都のしかもその中心部はどこの国でもたいした違いはないぐらいに発展していたりもする。
都市化が進んでいるのも同じような話だ。
橘さんのセミナーでもここ(もはや日本で住んだほうが発展途上国に住むよりも安くすめる云々)の説明に関して、質問コーナーでかなり「全然こんなことない」という反論を食らっていたが、橘さんが言いたかったのは、日本人が現地の人のように暮らすのではなく、日本人が日本にいるときのように暮らすということを考えると内外価格差がなくなってきつつあるという話だ。
石井光太さんのようにスラムでスラムの住民と同じ生活が出来る人であれば1日1ドル以下で生活をしているいわゆる人たちもいるのだから、1日1ドル以下で生活できるのだろうが、別に誰もそんな話をしているわけではない。ということだろう。
都市化のさらなる進展によって地方の中でも県庁所在地やらその地域の中心部以外がさらに荒廃していくと言う話もまぁ、そうだろうな。っと納得できる。
おそらくは、さらに東京の一極集中が進んでいくのだろう。。
人口減と地方の荒廃によって、管理された美しい里山。こころの原風景はさらに失われていくか、あるいは株式会社の農業進出・ファームツーリズムなどによって逆に観光資源として管理されていくのかもしれない。
そんなことを思った。