ピアノを破門された話 | わが家の 教育実験簿 ~ テディ録

わが家の 教育実験簿 ~ テディ録

2016年夏生まれの息子・テディと英語で生活したくて、
3歳半ばまで英語8割で話しかけていました。
が、思ってたとのとは違う方向へ育っている
息子と母の摸索の日々の記録です。
小学校受験、公文式数学幼児認定・中学認定(小1)を経て、
中学受験はどうしようか考え中。

タイトル通りです...

(できるだけ事実通り書いたつもりですが、どうしても我が家サイドからの話になってしまうことはご承知おきください)

 

テディ、年中(5歳)にして、ピアノを破門されました びっくり

窓際のトットちゃんみたいだわー。

 

言われた理由としては、

 

指を(完璧に)立てられないから。

何度指摘してもそれを直す気がなく

最近はその指摘を聞く気も

なくなってきているから…

 

ちなみに我が子は趣味でやっているだけの子で、普通の子が通う、地元の街の楽器店の音楽教室の話です。生徒がコンクールに沢山入賞するような有名先生のお教室や、ましてや音大付属の音教などではありません。

 

テディも最初から全く言うことを聞かなかったとか、直さなかったというわけではなくて、本人なりに気をつけてはいました。でも、曲の最初は指が立っているのに、最後の方になるとくにゃくにゃする指が出てくるということで

 

本当は立てられるのに立てる気がない

つまりはやる気がなく上手になる気もない

 

という評価をされました。

 

曲の最初から最後まで100%立てられないと、全然立っていないものとみなされ、レッスン中ずっとそのことだけ言われっぱなしのため、テディによると、そこが何よりつらかったようです。

 

それで、最後の方は、能面のような顔でほぼ反応しなくなったようで、それがさらに先生の逆鱗に触れた模様。(注・この先生のレッスンは、集中力が切れるとのことで見学ができません)

 

それに関しては、私自身もこどもの頃習った先生から、指の形を大分注意されてきており、指の形がピアノという楽器の音を出すうえでの基礎の基礎であることはわかりますし、ご指摘いただいたことは感謝です。が... 基礎は大事ではありますが、一朝一夕に直らないなら、長い目で見るか、別の方法を模索すればいいだけなのでは?というのが私の個人的な考え...。ちなみに今のテディの進度は、バイエルで言えばちょうど下巻に入ろうとしているくらい。

 

でもまぁ、ここまでは... テディが対応できる限り、先生のおっしゃることを尊重しようと思っておりました。

 

 

しかしここにきて、極めつけの出来事がありまして...

 

年中の幼児に、

 

指が立てられないと

上手にならないのはわかるでしょ?

上手になる気はあるの? 

ないでしょ? やる気はあるの? 

そもそもピアノ好きじゃないんでしょ?

 

と密室2人きりの中、 詰め寄った  質問したようで、

 

テディに親の私の前で、

 

ピアノきらい 汗汗汗

ピアノやりません えーん

 

と言わせ、

 

ほーら本人がこう言ってるんですよ

早くやめた方がいいのでは?

お月謝もらっているから

仕方なく教えてるだけです。

 

と親の前でも堂々と言われたので...

 

要はこれで破門されたのですが、こちらも、

 

通っても意味がないどころか害になる ガーン

 

と考えました あせる

 

幼児を問い詰めて、音楽嫌いを作る音楽教室の先生...。

 

いえ、すでに意識の高いお子さんならアリという場合もあると思うのです。

 

仮に選抜試験のある音大付属の音教や、コンクールや音大を目指されるお子さんの通うお教室なら、「否定こそが伸びしろ」で、「先生のやり方が絶対、それに完全に従えないついてこられないならおやめください」という図式は、全然珍しいことでも何でもないのかも知れません。難関校を目指す進学塾だって似た側面は持っているでしょうし...。

 

でも、それも、根底に愛情があってこそのこと。今回のケースは、愛情を持って厳しくしているというよりは、自分の思い通りに動かない生徒に苛立ちをぶつけていたような印象でした。ベテランというより、中堅位の年齢の方なのですが...。

 

時間と場所の都合がよかったために、ずるずる通い続けてしまいましたが...  またレッスンの様子も見られず、どのような声掛けがあったのか具体的にわからないのをいいことに、「兆候」は見えていたのに先延ばしにしてしまっていたことを反省しております ガーン 破門されてしばらく、意識的にいつも以上にテディの話を聞いて、いいところを見つけてほめるようにしました。

 

さすがの事情だったからか、本当は規約(退会連絡は前月〇日までみたいな)で返ってこないはずだった来月の月謝も、音楽教室の計らい?があり戻ってくることになりました。でも、仮に月謝を無駄にとられることになっても、すっぱりと離れられるならよかった!と思ってしまっていたほどでした あせる

 

 

さて、もともと、テディは同じ音楽教室の別の先生に習っていたのですが、その先生がご都合で教室を退職され... えーん  同じ音楽教室内の、この先生に習うことになったという経緯があります。

 

最初の先生は、何人か見て回った中、この先生だ!と夫まで含め家族で一目惚れしただけあり、

 

どうやったら興味を引き出せるか?

どうやったらもっと弾けるようになるか?

 

ということを、色んな角度からアプローチしてくださる方で、この先生のおかげで、〇マハの〇んがくな〇よしコースを中退したテディのピアノ熱はかなり加速しました。

 

 

破門された先生には、最初の先生から基礎を何も教えてもらえていなくて可哀そう...と散々言われましたが...。

 

そんなこともあって、私も、意欲が出てきたところで、少々厳しくても基礎をしっかり教えてくださる先生に見ていただくことも大切かな?と考えていました。が、まさか破門されるに至るとは想像もしていませんでした びっくり

 

まぁ、指が立っていないというのは、先生サイドの理由付けの一つでしかなく、何か根本的にテディとの相性が合っていなかったのだとも思います。

 

また、テディがかなり委縮していた時があったのでお伝えしたことはあり、その時も、先生を立てるようにして、大分言葉を選んでお話して、気を遣ったつもりではあったのですが... 

 

話の論点がそもそも嚙み合ってない???と感じることが多くて (ということは、あちらも同じことを思っていた可能性も大)、結局、私とも根本の教育に関する考え方や相性が全然合わなかったのでしょう。

 

さらに、個人的には、女王様気質?のようなものも、薄々感じておりましたので、折をみて年内で退会する話をしようと思っていたほどではありました。

 

だから、こちらからやめると言われる前に、やめさせたという形にしたかったのかも? 

 

その他、あちらにはあちらの言い分が山ほどあるのかとも思いますが...。

 

しかし、他の子に多大に迷惑がかかる、そもそも全く座っていられずレッスンにならない等の理由以外で、幼児も受け入れている街の音楽教室でこんなことあるんだ.. と正直驚き、あきれてたのをもう通り越して、ある意味面白い体験したなーと感じているほどです ガーン

 

でもそもそも、マンツーマンだから他の子はいないし、最初の先生だったら、もし座っていられなくても、それならそれでどうしたら話を聞けるか、何ができるかを考えてくださったかなぁ...。

 

それにテディ、先生のお話を聞いて答える形の全統小でもそこそこの点数は取れているので、ごく普通に接してくだされば、椅子に座って話を聞いて理解して、指示に従うことはできるはずなのですが...。そういえば四谷大塚も、教室長のお話を聞いた限りでは、ほめて伸ばすことを大切にしているという印象でした。

 

 

幼児の興味は、もともと生まれ持ったものもありますが、周りの関わり方で興味を持って伸びるものも沢山あると思います。

 

テディは、算数に関しては、数に興味のある子だと思いますが、公文式で1日に20枚も30枚も嬉々としてやるほど好きではありません。それでも、1日5枚でも、ほめて伸ばして、今は3つの分数の計算に取り組めるようになって、結果として、学年相応程度の算数には自信を持って取り組める算数大好きなテディがあると思っています。これを、

 

ほーらここ間違えた、なんであんたは100点取れないの? 〇枚しかできないの? なんでそんなにノロいの?

 

とやっていたら、例えそれが事実でも、好きになる子って... なかなかいないんじゃないかしら。

 

正直、分数に入ってさらに未就学児にとっては複雑になってきましたし、宿題に追われている日も沢山あって、しゅくだいヤダ!と言われた日もあります。が、どうしたらより楽しく取り組めるか?ということは、素人なりに常に考えています。

 


さて、ちょうど他の音楽教室の見学を始めたところでもありました。そして、たまたま、先日見学に行った先生が、基礎もしっかり見てくださる上に、幼児にわかりやすい説明をされる方で... テディも

 

あたらしい先生とならまたピアノやりたい!

 

とのことで、さっそくではありましたが、今回の事情もお話したうえで、新しいお教室でスタートしてみることになりました。指を立てるための方法をすでにいくつかご提案くださったうえ、そこだけに意識を向けさせるとつらくなってしまうから、他のことも色々やりながら少しずつ直していきましょうとのことです。

 

今回ばかりは、ただ「ピアノ教えます」だけではなくて、「否定しないで伸ばす」ということを前面に出しているお教室を探してはみましたが、どうなることやら...?

 

 

ちなみに、夫には

 

今回のことは〇〇(私)が一番悪いんじゃな~い?

 

と言われております。

 

理由... さっさと見切りをつけなかったから (先生のいいところを探していたというより、最初から色々な「兆候」があったのに目をそらしてただけでは?と)

 

まぁねぇ... 確かにねぇ...えー