連日の両国。
『ある日の蓮月尼』今日は稽古始め。
芸術が爆発した岡本太郎の母であり、数奇な恋愛人生を歩んだ、かの、岡本かの子さんの戯曲です。
久しぶりに読んで面白い作品、名作にまた間違って『出演』させていただきます。
話の筋もさることながら、珠玉の言葉が、次々と僕の前に出てきます。
自分のセリフじゃないんですけど、聞きいってしまいます。
岡本かの子の生き方ここにありと言う感じで、なんか完全に虜になってしまいそうです。
蓮月尼さんとは、大田垣蓮月さんという江戸時代後期の実在した尼僧。
僕にとっては馴染みのある京都のお話ですけれども、言葉はほとんど標準語です。
私も、実在の人物なのですけれども、なんと恐れ多くも最後の文人『富岡鉄斎』の若き日を、“想像で”やってみます。
一年前とおなじ、画家、芸術家の話。
二年前とおなじ、京都の話。
頼りがいのある皆様とまたご一緒できて嬉しい限りです。
問題は、同時進行している気が狂いそうなほどたくさんの仕事と作業と、立ちはだかる壁、問題、それに負けない事。
今の僕の命綱は、とっても細い状態なのですけど、切れない事を祈ります。
富岡鉄斎は、幕末から明治・大正と90歳まで生きた人ですから、あやかりたいものです。
ま、無駄に長く生きてもしかたないのですけれども。