今日は明治記念館にて、今年三回目の(笑)結婚式だった。


新郎の井上君は、前の部署で私の前の席に座っていた後輩。


素直で打たれ強くていつでもニコニコ、音痴で(笑)明るくて優しい後輩で、私にとっては弟のように可愛い存在。

部署が離れても、こうして披露宴に招待してくれて感激キラキラ


他にも前の部署の上司や先輩たちがたくさん招待されていたので、私にとっては同窓会のようでとても楽しみにしていた結婚式だった。


明治記念館、初めて来たけど緑が多くてマイナスイオンたっぷりで癒される。

井上くんの日ごろの行いか、お天気にも恵まれて…晴れ


同期のきりこと会場につくと、懐かしい顔が既にいっぱい。

前の部署は土木本部だったので、きりこと私以外はおじさんばっかり(笑)


最初に庭園で新郎新婦と記念撮影。


奥さん初めてお会いしたけど美しすラブラブ!ラブラブ

打ちかけに高島田、日本庭園に和装、キレイキラキラ


撮影のとき、井上くんの隣だったので、「井上くん、席次表の私の名前の漢字間違ってたけど(名字のきへんがさんずいになってた)。ご祝儀ちょっと返してくれる?」といつもの通りいじってやると、井上くんが「えっまじっすか!?慶事ということでなにとぞお許しを…」とぬけぬけと返してくる隣で、奥様が恐縮したご様子で「本当に申し訳ありません」と頭を下げられた。


単に井上くんをいじってやりたかっただけなので、「あっいーのいーの全然気にしてないから」とちょっと慌ててしまった。

「ほんとっすか~?」とニコニコ井上くん。可愛いヤツ…。


新郎新婦を中心に、ずらりとうちの会社のメンバーで撮影した写真をみると、私ときりこ以外見事に黒スーツのおじさんばかりなので、なんだかヤクザの集まりのようだ…(笑)

Aさんという、金縁メガネに恰幅のいいおじさん(あだ名は将軍様。笑)なんて完全にその筋の親分にしか見えない…。


披露宴会場は、純和風のこじんまりとしたお部屋。

壁紙は一面金鶏が描かれており、招待客のテーブルも長机の対面式で、新鮮だった。

う~む…しかし円卓じゃないこの並びはまるで職場の延長みたい。懐かしいなぁ…。

前の部署、アットホームで上下の風通しも良く、とても楽しかったのだ。


新郎新婦が入場してくるときの入場の音楽がすごく壮大でかっこよかった。映画音楽みたいで。

(のちのち聞いたところによると、明治記念館オリジナルの「ジャパン」という曲らしい。CD売ってないのかしら)


最初の来賓挨拶は、土木本部の執行役員。

この役員さん、お偉い方なのに謙虚で気さくで人格者で、私の大好きな役員さん。

(どれ位大好きかというと、バレンタインに“辛いけど辛くない少し辛いラー油”を差し上げたくらい・・・笑)

緊張して時折詰まりそうになるのを、(重役頑張って!)と心の中で応援していたファンクラブの私…。


「私の親父がよく申していたのは、“文化や文明が幾ら発達しても、太陽が西側からのぼることはない”ということでございます。どういう意味かとある日聞きましたところ、“先祖や親がいて、今の自分がいるということ”だといっておりました。お2人も今後ともご両親を大事にして…」

という感じで、主旨はとても素晴らしかったのだけど、“文化や文明が幾ら発達しても、太陽が西からのぼることはない”ということがなぜ“先祖や親がいて、今の自分がいるということ”という意味になるのかがイマイチ理解できなかった…。察しの悪い部下でごめんなさい。でも重役素敵ラブラブ


乾杯の音頭は、私が土木にいたころの上司で、今は大阪の当社のグループ会社の一つである某ホテルに出向してるF課長。


「井上くんは非常に優しい子で、一つエピソードをご紹介しますと、私が大阪に単身赴任が決まりまして、寮生活になると知ったとき、当時独身で同じく寮生活をしておりました井上くんが…」


お。知らないエピソードだひらめき電球なんか役立つモノでもプレゼントしたのか?と思いきや…。


「“寮生活に必要な物リスト”を作ってプレゼントしてくれました。(←リストかよガクリ)それはさながら小学校の先生が児童に渡す遠足のしおりのようなものでした。私は感動のあまり涙を流しそうになりました。(←絶対ウソ)」


ここで会場爆笑。井上くんいい子すぎ。


「ちなみに私は大阪の○○というホテルに勤務しておりまして、そこでも明治記念館さんに負けない位の結婚式をやっております。今日来てる皆さんは結婚適齢期の方が多そうですので、結婚を考えている方はぜひ私にご一報を…」

とちゃっかり宣伝ガーンここでもまた会場から笑い。


F課長、このひょうひょうとした感じ変わってないなぁにひひ

ちなみにきりこに聞いたところによると、“寮生活に必要な物リスト”も、井上くんにもらったときは「小学生じゃねーんだからよー」とぶつくさ言ってたそうなのに、しゃあしゃあと美談として紹介するところがこの課長の食えないところだ(笑)


乾杯酒は枡で日本酒。うんおいしラブラブ


新婦さんがウエディングドレス、井上くんが白のタキシードにお色直ししてきて、ご友人のスピーチや、余興が続く。

(奥様のご友人の、ポッキーのCMの曲のダンスにやんややんやと盛り上がるうちの会社のおじさんたち…。食いつきすぎグー


途中井上くんのお姉さんご夫婦がなぜかF課長のところに挨拶に来た。

ご夫婦が去られたあと、「この前うちのホテルでやった大介花子トークショーに来てくれたんだよね」とF課長。

いつの間にそんなつながりを…(笑)

さすが口八丁手八丁のF課長。


面白かったのが新郎側の余興で、高校時代のサッカー部のご友人たちが、サッカー部の応援をしながら指名した人に一気飲みをさせるという男性側にありがちなものだったのだけど。


招待客で最後に指名されたのが、うちの会社のGさん。

うちの会社、土建屋なので基本お酒大好きな体育会系。


それまで指名された方たちはグラスだったのに、Gさんが指名された途端隣のおじさんがビンを渡す。

Gさんもビンを飲むつもりだったのが、悪乗りしたおじさんたちが、さっき新郎新婦が鏡開きした日本酒のたるが屏風の横におきっぱなしだったので、「たるだろ!たる!」と言い出した。


Gさん、押されるようにして前に出ながらも、「たるなんか重くてまず持てないっすよ~」と言ったら、将軍様がすかさず井上くんの同期のうちの会社の子達に、「オイおまえら持てよ」と○○組の親分さながらに指示(笑)


そしたらうちの会社の子達、「はいっ!!」と一斉に叫んでさっと前に飛び出し、皆でたるを持ち上げる。

体育会系だな~(笑)


Gさん、たるの日本酒を飲まされ(笑)、うちの会社の人たちは余興のメンバーに混ざってむしろ余興メンバーより前面に押し出てサッカー部の応援を…^^;


ノリがいいというかなんというか…みんな酔っ払いすぎだよガーン


最後に井上くんが指名され、はしゃいだ井上くん、「僕、ゴール決めます!」と、よく分からない技の名前を叫びながら「(なんとか)ゴール!!」とボールを蹴る真似を…。

一瞬の沈黙のあと、どっと盛り上がる会場。

奥さんひいてるけど(笑)井上くん可愛いなぁにひひ


そのあとまたお酒を飲まされることになり、将軍様がまた「ほらお前ら」というと、待ってましたとばかりにたるを持つために飛び出す若手たち(笑)


なんなんだうちの会社は…ひよざえもん がーんほんとお祭り好きだよねグッド!


最後は恒例のご両親への感謝の手紙と、プレゼント贈呈。

そして新郎のお父様のご挨拶。


井上くんにそっくりの優しいお顔立ちのお父様、挨拶の途中で涙で声を詰まらせていらした。

「今こうしてこの場に立って思い返すのは、やはり子供が小さいころのことでございます。嬉しそうにランドセルをしょって小学校に通っていた姿が今でも目に浮かんできます。(中略)息子が東京に出るときは、あんな大都会でやっていけるのか心配に思いながら送り出しましたが、今日こうして、色々な人にお祝いしていただき、たくさんの人に支えられながら元気でやっているのだと安心しました。」


お父様のお話の途中、隣の井上くんはぎゅっと目を閉じて、泣くのをこらえていたけれど、途中でガマンできずにハンカチで目頭を拭っていた。


井上くんが泣いてる…。


そして井上くんの挨拶。


「今日はたくさんの方にお越しいただき、改めて、自分がどれだけ多くの人に支えられていることを実感しました。思えば、どうにもならないときやつらいとき、会社の上司や先輩たちが助けてくださって、今日までやってこれました。」


と、泣きながら何度も何度も支えられている感謝の思いを繰り返し述べている途中、涙で言葉が出なくなってしまった。


次の言葉を待つ温かな沈黙の中、重役が「頑張れ!!」と声をかけ、その声のあと次々とうちの会社のおじさんたちが「頑張れ!」「しっかり!」と声をかける。


井上くん、つまりながらも「皆様のお陰です」と繰り返し、段々わけがわからなくなってきのか、最後は「これからも温かなご声援をよろしくお願いいたします」って…にひひ選挙かよっ!


泣いて嗚咽になっちゃってる井上くんを、新婦さんがぽんぽんと肩を叩いて励ましている。普通とは男女逆だけど(笑)、おかしくて温かくて、こちらまで涙をふきふき笑っちゃうような、とっても感動的な披露宴だった。


そしてうちの会社の人たち、あったかくていいなって改めて思ったり…コーヒー

余興のとき以外にも、先陣切って盛り上げてたり、井上くんをいじりながらも温かく祝福してたり(まあちょっと酔っ払いすぎだけど…)。

うちの会社に入社してよかったなって私まで改めて思ってしまった。


そして井上くんの周りへの感謝の心。

井上くん、いつでも笑顔を絶やさない優しい子だが、素晴らしいご両親のもとで育てられたんだなぁとお父様のスピーチを聞いて思った。


帰りの新郎新婦とご両家の見送りを受ける際、プチギフトを奥様から受け取ったあと、井上くんに「おめでとー」と声をかけたら井上くんが手を差し出してきて、なぜか握手を…(笑)

嬉しかったんだろうなぁ~音譜

本当にいい披露宴だったなぁ…。やっぱり人柄が出るなぁ…。


帰り、品川のアフタヌーンティーでできりことお茶をした。尽きぬ話題で二時間以上…時計

ああストレス解消になる~音譜


(今のところ)今年最後の結婚式は10月のきりこの結婚式。

私は余興を頼まれているのだ。


今日おじさんに大人気だったポッキーダンスに負けないくらい盛り上がる余興を考えねばっメラメラ


井上くん、奥様,、おめでとう~ベル