今までずーっと病院勤めですが、今までに担当したり対応した患者さん&家族さんには本当に色んな方がいました。
とっても素敵な患者さんとその家族さんは沢山いらっしゃいます。
お嫁さんという立場でありながら、まるで娘のように接している方、お孫さんがしょっちゅうお見舞いに来て下さる方などなど。
その一方でこんな家族も世の中にいるんだなーと思うことも多く、
例えば、いい年の息子や娘(40〜50代)が働きもせずに、両親の年金を牛耳っていて、退院後の患者さんに必要な介護サービスを拒んでいる。
全く家族さんが面会に来られず、病院からどうしても来院してもらいたいとお願いして、時間と日時を決めたにも関わらずドタキャンしたり、再設定した日にも遅刻してきたり。
私は直接には関わる機会はありませんが、療養病棟では面会には全く来られないのに、可能な限りの延命を施して欲しいと希望する家族さんもいるようです。
1日でも生きてもらい、家族が年金をもらうために!!
患者さんご自身も様々。
認知症がありながらも穏やかでみんなに愛されている方がいる一方、暴言や暴力がすごく、看護ケアやリハビリの介入がなかなか難しい方。
どちらも自分で判断出来るレベルではないので、意図的にしている訳ではありませんが、暴言や暴力が出る患者さんは今までの人生をそんな風に生きて来られたのかな、と思ったりもします。
自分で自分をコントロール出来ない状態になった時こそ、その方の性格や生き様が現れるんじゃないかなと思います。
そしてやはり穏やかな方は穏やかな顔をされていますし、暴言や暴力でしか表現出来ない方は、言い方は悪いですが、鬼のような形相をされています。
自分が将来仮にそんな状態になった時に、どんな対応をするかはわかりませんが、
今の日々の行いがきっと積み重なると信じて、毎日を丁寧に生きたいものです(・∀・)
★モロッコ・フェズ
