クソな常連客 | ひびきの異常な日常

ひびきの異常な日常

放浪旅が好き。
女も好き。
でも女性不信…
本当の愛ってなんだろう…
顔とセックスだけは自信がある浮気ばかりのクズ男。
セックス依存症なのかもしれない。

常に満たされない気持ちと劣等感。
現実でポジティブを演じる自分はここには居ない。

クソな常連客がいる。

歳は50歳で独身無職。

資産家で金はある。


彼は友達が居ない。

当然だろう。

女の尻しか追わないからだ。

男友達を蔑ろにする。


今日、1人の若い女性客が来た。

早速、彼は声をかけた。

男客には話しかけないくせに、そこがいやらしい。

女性客は酔って、彼に抱きついたり手を握ったり。

流石に我慢出来ず、注意をした。

そしてふと、Nが最初に来た日を思い出した。

Nも泥酔しており、彼に抱きついた。

ビッチだと思った。

軽い女だと思った。

そして彼は僕に、いつもその日の事を自慢する。

ナンパした女や風俗の女の自慢をする。

だから友達が出来ないのでは?

だから結婚出来ないのでは?

というより、彼女が出来ないのでは?


今日、その光景を見て。

Nを思い出して腹が立った。

抱きついてんじゃねー!

結婚しなくて良かった。

チャラすぎる。

そして誇らしげに僕を見る彼にも腹が立った。

他の店のバーテンダーのほうが良いだって?

ならそこに行けよ。

なんなんだ。

出禁にした客と同じではないか。


N、腹が立つ!

なぜイチャついた?

そして会いたいとも思う自分もいる。

心が乱れる。

そんな自分にも腹が立つ。