昨日のミラノ-サンレモのスプリントは見応えありました。
アラフィリップの強烈なスプリントは素晴らしい伸びでした。
ゴールラインまで10m以上残してガッツポーズをしていました。
勝てたからオールOKなのですが稀にガッツポーズ中に差されて負けてしまう ということがあります。
「なんで我慢できないの?」
「注意力が足りない」
など言われることが多いですが、なぜ
「ゴールライン手前でガッツポーズをしてしまうのか」
ということを書いてみようと思います。
僕の経験上、2つの理由があります。
1、めちゃくちゃ嬉しいから
2、死にそうなくらい苦しいから
当たり前の理由ですがこの2つをミックスして考えてみてください。
ゴールスプリントはその日一番の苦しさです。少しでも早く解放されたい苦しさです。
また、優勝というのは辛い練習が報われる唯一の瞬間です。
その苦しさから解放されたい気持ち+優勝という最高に嬉しい気持ち
が合わさるとガッツポーズしちゃだめだとわかっていても身体がいうことを聞いてくれなくなります。
ガッツポーズをしちゃだめだとわかっていながらもしてしまう。
そのような状態になった選手にはある特徴が見られます。
”ガッツポーズをしながらペダリングをしている”
昨日のアラフィリップも足を回しながらガッツポーズをしていました。
嬉しさと逃げ出したい苦しみ。
ぜひ優勝して経験してみてください!