(高校編 前編から続き)
勉強に行き詰っていた私は、高校が単位として認定してくれる民間の留学団体に登録し(ありがたいことに震災被災者の奨学金もいただけて)、高校2年生の夏から1年間、アメリカのペンシルバニア州の公立高校に留学することになりました。
アメリカの高校で受けた数学の最初の授業、なんだったと思いますか?
なんと分数の足し算でした。日本にいる同級生は微分積分を終わらせている頃に、分母を通分して・・・という日本では小学校5年生の内容をする、というスピード感の違いに驚きました。(実はアメリカの授業は選択制で、最初の面談時に「Youは外国人だからこれからとっときな」とお勧めされていた事も理解していなかった)
アメリカでの話は、もし聞きたい人がいればいつかするとして・・・
そんなこんなで1年後、高校3年生の7月に帰ってきました。英語(とアメリカ史)だけはできるようになったのですが、その他の教科に関しては、留学前の高校2年生の夏のまま、更に言うと、高校に入ってからほぼ全く勉強していなかったので、高校受験が終わったままの学力で高校3年生の夏を迎えることになりました。
帰国してからすぐ担任の先生と母親と3者面談です。
先生「横山君はどうしたいの?」
横山「どうしたいって言われても・・・日本の大学かアメリカの大学か就職するかですよね」
母親「アメリカの大学は生活費にめちゃくちゃお金がかかるらしく、うちには無理だよ」
横山「夏休みは補講とかあるんですよね?とりあえず出てもいいですか?」
先生「今から補講に来ても、内容についていけないから意味ないよ」
横山「え、じゃあ自分で何とかしろってことですか?」
先生「それしかないよね。塾行くとか」
横山「はぁ。ありがとうございました」
そうでした、ここはやる人はやる、やらない人は放っておく、自由を重んじる甲陽学院でした。
「なんとか道を示してもらえるんじゃないか」と思っていた自分が甘かった、と気づきました。
そもそも高校出てすぐ大学に行く意味ってあるのかな?外国みたいに一回働いて、もし大学に行きたくなったら行く、というのでいいんじゃないか。
仲の良かった高校の友人の家に泊まりに行ったとき、友人のお母さん(イギリス人)にそう思っていたことを聞いてみました。
「横山君はやりたい仕事あるの?大学行った方が可能性は広がるよ。もし特にないんなら、いつか何かやりたいってなった時にできるように、可能性は広げておいた方がいいんじゃない?」
その言葉がきっかけとなって、
「せっかく学生なんだし、高校にいる間は一生懸命勉強してみよう」と心に決めました。
その友人も「お前、やったらできると思うで。参考書選び手伝ったるわ。」と言ってくれ、一緒に本屋についてきてくれて、参考書を一通り買いました。
ここから始まる半年間の猛勉強の結果、京都大学農学部に現役で合格することができました。10月の担任の先生との面談で、「もし万一京大に合格したら、奇跡ですね(笑)」と言われましたが、実際その奇跡が起こったということです。
このブログでは、ちょうど私が勉強を始めた7月頃から(全く塾にも行かず)毎月何をやって半年間で受験に間に合うことができたか、10年ほど前の事にはなりますが、これからリアルタイム(?オンタイム?)で来年の2月までお伝えしていこうと思います。
これから大学、高校、中学受験を迎えるあなたへ。
勉強は、「勉強法」と「集中力」次第でものすごく結果が変わります。「手遅れ」ということはないんです。
もし行きたい学校を諦めようとしているあなたにも、全然勉強してこなかったあなたにも、「現実を見なきゃ」と「大人」みたいな考え方をしているあなたにも、自分の可能性を信じて欲しい。
これまで何度か自分の経験を話す中で役に立ったと言ってくれた人がいたので、ブログを書くことにしました。
何か少しでも皆さんのお役に立てれば幸いです。