アンカートローリーの取り付け方の一例 | TEAM N.W カヤックフィッシング(kayak55公式ブログ)

TEAM N.W カヤックフィッシング(kayak55公式ブログ)

船橋法典のカヤックショップ「kayak55.com」スタッフ
ホエールのカヤックフィッシングブログ。シーバス、ブラックバス、アオリイカのエギング、青物、根魚、マダイ、ヒラメやマゴチ……様々な魚種をカヤックから釣る!kayak55.com公式ブログとしてお知らせなども!


テーマ:
kayak55の店舗で、艤装に関するお問い合わせ第一位が!!

アンカートローリーシステム

です。

アンカートローリーシステムとは、シーアンカーやフォールディングアンカーをカヤックのバウ(前側)やスターン側(後ろ側)から流すためのギミックです。

アンカーは真横から流してしまうと横から風や波を受ける形になってしまうので、万が一、大きな波を受けてしまうとひっくり返ってしまう可能性が高まってしまいます。

また、シーアンカーの場合は横向きだとカヤックの側面は風を受ける面積が大きくなるので流されるスピードが速くなってしまうという一面もあります。

そこで、アンカートローリーシステムを組むことで、シーアンカーやフォールディングアンカーを前や後ろから流すことができつつ、回収時だけは手の届くサイド面からおこなうことができます。

例えばシーアンカーを前にかけると、カヤックの先端は風上を向きます。そうすると艇は風に対してバックするような形になるので、バーチカルの釣りが非常にやりやすくなります。

逆にシーアンカーを後ろ側にかけると、カヤックの先端は風下を向きます。背中から風を受けながら追い風でキャストをしていくことができます。

シーアンカーはカヤックで使う小型のものだと艇を止める力はさほど強くないです。シーアンカーをかけてもいても流されます。でも、この「風に対する姿勢を一定に保つ」効果があるわけです。

アンカートローリーはいろいろな方法があるので、下記はあくまでも一例です。

例としてバイキングカヤックの忍(ロナウジーニョ号)に取り付ける手順を撮影してみました。

今回はシーアンカーで撮影しています。フォールディングアンカーについてはまた今後、艤装のコーナーの方にてUPいたします。

【必要な素材】

♦ロープ
艇の長さ×2倍+結ぶ時の余分として1m程度。

今回使ったロープはナイロンの金剛打ロープの5mmですが、水はけが良く、強度が高いロープであればなんでもかまわないと思います。

♦カラビナ
今回使用したのはモンベルのキーカラビナフラットDカン6というアルミのカラビナ。これ、オススメです!(付属のキーリングはスチールなので使いません)

♦ステレス滑車
ステンレスプーリーブロックなどという名前でホームセンターなどでも売っています。サイズは25という表示ものがちょうどいい感じです。

♦ステンレスリング
こちらはあまり細いと強度が心配。っていうことで、今回は太さ3mm×直径45mmのものを用意しました。太さ4mmであればもう少し小さいサイズの方が良いかもしれません。あまり重くないものの方がロープがぶら~んとしないので良いカンジです。

♦アイレッツ
今回はバイキングカヤックの忍に取り付けるので、バイキングカヤック純正のアイレッツ+タッピングビスを使います。ちなみに、ABSやFRP製のカヤックは、アイレッツはリベットで打った方が良いです。また材が薄いポリエチレンで心配だという場合も同様にリベットの方が安心感はあります。ただ、リベットの場合は下穴を空けるのでコーキング剤が必要です。

では、取り付けていきましょう!

♦ドライバーを用意します
バイキングカヤックのアイレッツはタッピングビスを使うのでプラスドライバーだけで取り付けができます。

♦カヤックの先端側面にアイレッツを打ちます
この位置で気をつける点は「水に浸からない場所」にとりつけることです

バイキングのアイレッツはプラスドライバーの手締めで全然入っていきます。最後まで入った後も回し続けると空転しますが、あまり空転させると穴が大きくなるので、適当なところまでで止めるのがコツです。

アイレッツが取り付いたら、モンベルのキーカラビナフラットDカン6、そこにステンレス滑車の順番で取り付けます

滑車にロープを通します

こんなカンジでロープを後ろに伸ばしていきます

後ろ側の滑車の位置を想定します
ロープがデッキの上やロッドホルダーの上を通ったりしないように通るかを確認するわけです。

後ろ側の滑車の位置をイメージできたら、後ろ側にもアイレッツを打っていきます

こちらも喫水より上になるような位置に、プラスドライバーの手締めでいけます

後ろ側も同様にモンベルのキーカラビナフラットDカン6とステンレス滑車を接続します

後ろ側の滑車に前側からもってきたロープの端を通します。

ここまできてステレンスリングがいよいよ登場します

前側からきているロープの端と後ろ側からきているロープの端をリングに結びます

が!!

この時、あまりロープのテンションをかけすぎると、艇によっては、このようにデッキの上を通ってしまうことがあります。その場合はロープのテンションを緩めてあげてください

こんなカンジで結びます

リングに結んだロープの余分を切って、ライターで焼きます

これで完成!リングが自由に前に後ろに動かせるわけです。

シーアンカーのメインロープの先にカラビナを結んでおき、このリングに接続します。

これで、万が一、シーアンカーが何かに絡まって危険だと判断した時はリングをシートの横に持ってきてカラビナを外せばシーアンカーを脱落することができます。

そして、リングを前に移動させてくると……

シーアンカーを接続して効いた時、このように前側にシーアンカーがきます

この状態だと、風上にカヤックの頭を向けて、バックするような形で釣りができます。前述の通り、ジギングや鯛ラバやティップランエギングなどの落とす釣りに有利です。

リングを後ろに移動してくると……

シーアンカーを接続して効いた時、このように後側にシーアンカーがきます

この状態だと、風下側にカヤックの頭が向くので、追い風でキャストができ、シーバスなどのキャスティングの釣りにオススメです。

そして、シーアンカーを回収する時はシートの横までリングを持ってくればイージーに回収ができるわけです

【ちなみに】
前から後ろまで一気にアンカートローリーシステムを組むと、バーチカルの釣りとキャスティングの釣りを一気に切り替えることができる面がメリットです。

ただ、カヤックの形状によってはロープのテンションをだいぶ緩めないとロープがデッキの上やロッドホルダーの上を通ってしまうので、ちょっとユルユルにしないといけないんです。

実は、ホエールは自艇のプロフィッシュ45(キュベレイ号)では、前は前、後ろは後ろでアンカートローリーを組んでいます。

右舷に後ろ側専用のアンカートローリー

左舷に前側専用のアンカートローリー

艇にもよると思いますが、このようにセパレートにアンカートローリーを組むと、艇のサイド面にロープをテンションを張った状態が可能になるので、ちょっとカッコイイというのと、艇の横にぴたっとロープが這う形となり、だら~んとならないメリットがあります。

しかし……使う滑車やカラビナの数が純粋に倍になるので出費がかさむというデメリットもあります。

【ABS艇やFRP艇の場合】
今回は、例としてバイキングカヤックで撮影をしました。もし、これがABSのスキマーやターポン120ULであったりファルコンやデスペラードなどのFRP艇の場合は、アイレッツをタッピングビスで止めてしまうとアンカーなどの強い負荷がかかってしまった時に抜けてしまう可能性が高まります。

スキマー128にアンカートローリーを組んだ時の写真があったのでそちらも簡単にご紹介しておきます。

スキマーの場合はアイレッツをリベットで打ちたいので5mmのドリルを用意します

アイレッツ用の下穴が空きました

下穴にシリコンコーキングを施します

こんなカンジでべったりと

リベットを挿し

ハンドリベッターを使ってリベットを固定します

手前がリベッターで固定されたリベットの状態です

アイレッツの固定完成!!
はみ出たシリコンコーキングは拭きとっておきます。

ここから先は、上記の忍のアンカートローリーシステムと同様の手順となります。


ただ、スキマー128の場合も、前から後ろまで一気につないでロープのテンションを貼るとデッキの上にロープが通ってしまい、ロッドホルダーなどに干渉するので、だいぶロープをゆるゆるにしています。

車載時にぶら~んとして邪魔!!

ただ、今回作ったアンカートローリーシステムの場合はカラビナでアイレッツに接続をしているため!!

車載時は取り外しが可能です

車載時はハッチの中へ収納しています

こんな感じで、アンカートローリーは割りと簡単につくれます。

前から後ろまで一気につないでもいいですし、落とす釣りメインの方は前だけでもいいでしょうし、スタイルに合わせていただくと良いと思います。

もちろんこれはあくまでも一例。人によってはハンドルとハンドルでトローリーをつなぐ方もいらっしゃいますし、アイデアとご自身の艇のスタイルに合わせて作ってみてはいかがでしょうか。

kayak55.comホエールさんをフォロー

ブログの更新情報が受け取れて、アクセスが簡単になります

SNSアカウント

Ameba人気のブログ

Amebaトピックス