新年度、環境が変わるときに起きていること
こんにちは。心理士の吉田です。
新しいクラスや先生になってから、お子さまの様子がこれまでと少し違うと感じることがありませんか?
朝の準備に時間がかかったり、帰宅後に疲れた様子が強く出たり、これまでできていたことが、なぜかうまくいかなくなったり。
こうした様子を見ていると、私たちは「新しい担任がよくないのではないか」「新しいクラスでうまくやっていけないのではないか」と心配になってしまいます。
しかし、年度の変わり目にすぐにこうした結論を導く必要はありません。
新しい環境では、人、ルール、過ごし方など、多くのことがこれまでと変わります。
子どもたちはその一つひとつを確かめながら、「ここではどうすればいいのか」をつかみ直していきます。
そのため、これまでのやり方がそのまま適用できなくなります。
その結果、昨年度まではできていたことができなくなっているように見えてしまうのです。
また、環境の変化は子どもたちにとって大きな負担になります。
新しい人と関わり、新しいルールを覚えることは、それだけで多くのエネルギーを使うことになります。
そのため、日中に力を使い切ってしまい、帰宅後にぐったりしてしまうこともありますし、余裕が少なくなることで、普段ならできていたことが難しくなることもあります。
新年度は、子どもたちにとって新しいことが一度に重なる時期です。
そしてそれは、子どもたちだけでなく、私たちにとっても新しいリズムに慣れていく時期でもあります。
4月中は、子どもたちにとっても、おとなにとっても大変な時期です。毎年この時期に調子が崩れる子もいますが、ここであたたかく見守ってあげることで、5月以降の適応が良くなっていくものです。
この時期は、毎日の中で気になることがあっても、是非「いまは環境に慣れている最中なのだ」と捉えてみてください。
それでも、気になることや迷うことはあるかと思います。そんなときは事業所のスタッフや私たち相談のスタッフにお気軽にご相談ください。