いつもチームかるみあをご利用くださいましてありがとうございます。
言語聴覚士の浜野と申します。
今回のブログは言語聴覚士の私の視点から、「こんなトレーニングをお子様としてみるといいよ」
「かるみあでは、こんなトレーニングをしているよ」ということをご紹介いたします。
「音韻課題」
上の画像で示したものは、「聞き取りやすい発音」の練習に使っている課題です。
聞いた単語を逆さから言ってもらったり、音を一文字変えて言ってもらったりするときに使っています。
実際、かるみあに来られているお子様に対して取り組んでいることでもあります。
こちらの方法がなぜお子様の発音をはっきりさせることにつながるのかというと、
「自分が話している音がどうなっているのか意識できるようになっていく」練習だからです。
例えば、「リンゴ」と聞いて「音が3つあるな」「反対から言うとゴンリだな」などのように音を意識したり操作したりすることができるようになると
自分や他の人が話している音に意識が向けられるようになっていきます。
反対に、自分が話している音に意識を向けられないと、発音練習そのものが難しくなってしまいます。
発音練習に取り組んでいく際には、苦手な音を発音する練習だけではなく、上記のような自分が話している音に意識を向ける練習も必要です。
あまり詳しくお話し過ぎると難しくなってしまうので、かみ砕いての説明にはなるのですが、大まかには以上の通りです。
他にも、
・二つの音を聞いて「同じ」か「違う」か聞き取る
・しりとりをする
・聞いた音の数だけ手を叩く
のようなことも、音を意識するために必要なことなので、指導場面で取り組んでいます。
ご興味やご質問があれば、なんでもお聞かせください。