和歌山県の北山村 その端っこにあるのが小松集落
何があるのかと言うと 特に何もない
現在 この集落に住んでいるのは ほんの数人程度
この小松地区から下尾井地区を 橋とトンネルで結ぶ工事が行われています
ちょうどここが その橋の端 付近
道なりに左方向へ行けば北山村の中心部へ 直進すれば小松集落がある
すぐ道路脇には 三県境の看板
橋から見下ろすと
ちょうど あの辺りが和歌山県と三重県と奈良県の県境ですね
熊野川町から ここ小松までは 道路が整備されていて走りやすい
昔は 車のすれ違いが出来ないような狭い道だったので
北山村へ行くには 御浜町か熊野市から 山を越えて行ってました
当時は 秘境と呼ばれていた北山村ですが
今では初心者の運転でも 熊野川町から安心・安全で行けるようになりました
でも、ここ小松から下尾井までの一部区間だけが
ウネウネした狭い道を１０分ほど走らないといけない
それを橋とトンネルで解消しようとしています
完成すれば 北山村までストレスなく行けるようになります
開通が楽しみですね
用事がなくても ドライブで北山村へ遊びに行ってしまいそう
今でも しょっちゅう行ってるけど
で、今日の目的は 小松集落へ行く事 ここへ行くのは１０年以上ぶりかなぁ
何もないので 観光客も訪れる事はない 北山村の中でも未知の集落
そんな所に 何をしに行くのかって？
それを聞かれると
小松ちゃ～う～ナ～～～ デイトにさそわれて～～～♪ / リンダ
調べてみると この曲が発売されたのは１９６６年 ワシはまだ生まれていない
仕事をサボって行ってるって ウワサも聞きますけど？
うわさを～ 信じちゃ～ いけないよぉ～～～♪ / リンダ
調べてみると この曲が発売されたのは１９７２年 当時ワシは３歳
そんな リンダが全盛期の頃 小松集落も賑わっていたんでしょうね
子供たちの遊ぶ声が聞こえて 季節毎に色んな行事があって 活気もあって
それが わずか数十年で急に過疎化が進み 集落の存続すら危なくなってきている
移住してくる人もいないので 今 ここに住んでいる人が亡くなれば
小松集落も無くなってしまうでしょう
すぐ近い将来の話です
こんな集落が全国的にこれからも増えていくと思うと 悲しくなりますね
橋の端から小松集落へ向かうと すぐに
完成した橋脚がそびえ立つ
眼下を流れる北山川を見下ろすと タイミングよく筏が通って行った
こんな風景 いつまでも残したいですね
川向の山の中腹には 工事中のトンネル
工事の現場に 橋の完成予想写真がありました
橋脚は北山川を跨いで２ヶ所 左側の橋脚が すぐ目の前にある
完成するのが楽しみです
さらに奥へ走ると キレイに管理された公園
ムダに駐車場が広い
言うまでもなく誰もいないし 来る人も少ないんでしょうね
ここで少し休憩をして 集落の中心部へ向かう
その途中には ２０１１年の紀伊半島豪雨で流された吊り橋の支柱が寂しく残る
集落内には立派な家も多いんですけど ほとんどが廃屋です
小松集落にあるバス停
バスは 一日一度来る
そう、誰もが聞いたことのある あの曲の歌詞 そのままです
バスは毎日 ７時４５分に来てくれるみたいですけど
ちゃんとその日に帰って来れるのか？
翌日の朝 ７時４５分じゃないと このバス停には戻らない 恋の片道切符なんじゃないの？
すると またまたタイミングよくバスが来た お昼過ぎの時間
７時４５分に発車して ちゃんとお昼過ぎに戻って来てくれるようです
秘境のバスは 高齢者に優しい
でも、月に何人 このバス停を利用する人がいるんでしょう？
「 小松 」 だけで よくこれだけの事が書けたなぁ
自分の才能が恐い（笑
高齢者が読みやすいように書いている 高齢者に優しいブログなのです